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春信一番!写楽二番!



展覧会構成
第5章 上方の錦絵 流光斎・長秀-ありのままに描く

錦絵といえば江戸が主流ですが、江戸よりやや遅れて寛政3年(1791)、上方(京・大坂)でも役者絵が作られます。江戸と異なりあまり役者を美化せず、“ありのまま”に描き、また「合羽摺(かっぱずり)」の技法を用いるなど、上方独自の芸術を確立していきました。



流光斎如圭《初代尾上新七の一色結城守》
寛政5年(1793) 細判錦絵
Philadelphia Museum of Art:
Purchased with the Ben Shahn Poster Account, 1970

有楽斎長秀《二代目沢村田之助のこし元千鳥》
文化4年(1807) 八角団扇判合羽摺
Philadelphia Museum of Art:
Gift (by exchange) of Mr. and Mrs. Roderick Seidenberg, 1971

上方浮世絵の特徴のひとつ「合羽摺(かっぱずり)」。主版(輪郭線)は木版で摺り、色版は渋を引いた厚紙を切り抜き刷毛で絵の具を塗る、いわばステンシルのような技法。