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没後20年 ルーシー・リー展



主な出品作品
初期ー ウィーン時代 1921ー38年

ルーシー・リー(旧姓ゴンペルツ)は、1902年ウィーンの裕福なユダヤ人家庭に生まれました。当時のウィーンは、グスタフ・クリムトらが結成したウィーン分離派やヨーゼフ・ホフマンらが設立したウィーン工房が注目を集めるなど、新たな美的価値が盛んに創出される、先鋭的な空気がみなぎる都市でした。ルーシーは、ホフマンが教鞭をとるウィーン工業美術学校に入学、轆轤から器が形づくられる光景を目にし、陶芸家を志します。在学時代から頭角を表し、1926年同校卒業後、実業家のハンス・リーと結婚。その後も博覧会などで受賞を重ね、国際的な評価を得ていきます。近年オーストリア応用美術・現代美術館(MAK)の調査研究により新発見された作品(下)は、このウィーン時代に制作されました。簡素なフォルムと釉薬の色使いからは、後年のスタイルの萌芽がみてとれます。


《青釉鉢》1926年
オーストリア応用美術・現代美術館 Photo:©MAK/Aslan Kudmofsky
Estate of the artist

《赤釉鉢》1926年
オーストリア応用美術・現代美術館 Photo:©MAK/Aslan Kudmofsky
Estate of the artist

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