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静岡市美術館開館記念展〈III〉
「棟方志功 祈りと旅」展



展覧会構成
第一部 祈り

第一部では、青森で画家への道を模索していた大正末期の油彩画から、昭和38年に倉敷国際ホテルのために制作した大作「大世界の柵」まで、板画(はんが)に目覚め、作家として認められてゆく転機となった折々の代表作を展観します。

「二菩薩釈迦十大弟子(にぼさつしゃかじゅうだいでし)」
昭和14(1939)年/昭和23(1948)年一部改刻/昭和42(1967)年摺
紙本・木版墨摺 屏風六曲一双 棟方板画美術館蔵

「柳緑花紅頌(りゅうりょくかこうしょう)」より「侘助の柵(11月)」
昭和30(1955)年/昭和33(1958)年摺
紙本・木版墨摺 屏風六曲一隻 棟方板画美術館蔵

「鐘渓頌(しょうけいしょう)」より「若栗の柵」
昭和20(1945)年/昭和44(1969)年摺
紙本・木版墨摺彩色 屏風六曲一隻 棟方板画美術館蔵
第二部 津軽

昭和30年代後半より制作された、棟方の故郷・青森を題材にした作品を紹介します。
鋭い彫りの線で表される荒々しい女性像や、「ねぶた祭り」を彷彿とさせる色鮮やかな作品から、棟方が慕った郷土の姿を探ります。


「飛神(とびがみ)の柵(御志羅(おしら)の柵)」
昭和43(1968)年
紙本・木版墨摺彩色 棟方板画美術館蔵
第三部 旅と文学

棟方と文学との関わりを、谷崎潤一郎の小説挿絵や草野心平と共作した作品を中心に紹介します。また静岡も描かれた「東海道棟方板画」や、昭和45年より日本各地を旅して描いた「海道シリーズ」により、棟方が捉えた日本の姿を公開します。


「鍵板画柵(かぎはんがさく)」より「大鏡(おおめがね)の柵」
昭和31(1956)年
紙本・木版墨摺 屏風二曲一隻 棟方板画美術館蔵

「流離抄」より「獅子窟の柵」
昭和28(1953)年
紙本・木版墨摺彩色 屏風二曲一双 棟方板画美術館蔵

「谷崎歌々板画柵(たにざきうたうたはんがさく)」より「吾妹(わぎも)の柵」
昭和31(1956)年
紙本・木版墨摺彩色 屏風二曲一双 棟方板画美術館蔵

「東海道棟方板画(とうかいどうむなかたはんが)」より「由比 海工事(ゆい うみこうじ)の柵」
昭和38(1963)年
紙本・木版墨摺彩色 棟方板画美術館蔵

「西海道棟方板画(さいかいどうむなかたはんが)」より「4月 福岡 宗像宮神樹(むなかたぐうしんじゅ)の柵」
昭和45(1970)年
紙本・木版墨摺彩色 棟方板画美術館蔵
第四部 文人画家の多彩な芸業

棟方は、板画を中心としつつ、自ら「芸業」と呼ぶ幅広い活動を展開しました。ここでは、他の芸術家たちとの交友資料をはじめ、小説・雑誌の挿絵や油彩画、書、陶磁器など、様々なジャンルの作品を紹介します。


「自板像(じはんぞう) 黒板(くろいた)の柵」
昭和46(1971)年/昭和48(1973)年摺
紙本・木版墨摺 棟方板画美術館蔵

「富士山図・風然頌」
昭和41(1966)年
倭絵(紙本・墨画金泥) 棟方板画美術館蔵

「不来方板画柵(こずかたはんがさく) 詩:宮沢賢治」より「雨ニモマケズの柵」
昭和27(1952)年
紙本・木版墨摺 2柵 棟方板画美術館蔵

「小説『行人』挿絵 小説:夏目漱石」
昭和47(1972)年 倭絵(紙本・彩色)
全16図のうち5図を展示 棟方板画美術館蔵

「雑誌『ミセス』挿絵 詩:草野心平」より「紅梅図」
昭和49(1974)年 倭絵(紙本・彩色)
全12図のうち4図を展示 棟方板画美術館蔵

「青苔日厚(せいたいにっこう)」
昭和34(1959)年
紙本墨書 棟方板画美術館蔵