開館記念展〈I〉
「ポーラ美術館コレクション展 印象派とエコール・ド・パリ」

開催概要第一章「印象派」第2章「エコール・ド・パリとピカソ」関連イベント刊行物


第一章「印象派」
第1章見どころ


クロード・モネ≪睡蓮≫
1907年 油彩/カンヴァス 93.3×89.2cm
クロード・モネ(1840-1926)
モネの睡蓮をモチーフとした作品は200点を超える。86歳でその生涯を閉じるまで、カンヴァスの大きさや描く視点、天候や時間によって変化する風景を描きとめることを模索し続けた。この時期になると、画面からは水平線が消え、彼の視点は次第に水面に接近していく。映りこんだ空や光は、流れるような色彩のなかで溶け合い、どこまでも広がる景色を作りだしている。彼のさまざまな試みは、オランジェリー美術館の「睡蓮の間」に結実することになる。
【モネの作品全7点展示】

ピエール・オーギュスト・ルノワール≪ムール貝採り≫
1888-1889年 油彩/カンヴァス 56.0×46.4cm
ピエール・オーギュスト・ルノワール(1841-1919)
海をやや高い位置から見渡す場所に、籠を背負ったムール貝採りの女性と、3人のまだ幼い子どもたちの姿が見える。1879年の夏、ルノワールはパトロンであった銀行家ポール・ベラールの招きで、ノルマンディー地方ヴァルジュモンを訪れている。本作品は、その時描いた作品を約10年後に再制作したものである。後景のパステル画を思わせる淡く繊細な海の色彩と、前景の黄色を基調とした鮮やかな色彩のコントラストが、画面に明るい印象を与えている。
【ルノワールの作品全5点展示】

ポール・セザンヌ≪ラム酒の瓶のある静物≫
1890年頃 油彩/カンヴァス 54.2×65.7cm
ポール・セザンヌ(1839-1906)
テーブルから落ちかかるクロスと、垂直に伸びるラム酒の瓶とが絶妙のバランスで拮抗し、その軸をなすように、赤、オレンジ、緑の果物が中央に置かれている。果実のどっしりとした描写に対し、瓶の口や背景の壁にはカンヴァスの地塗りがのぞき、その濃淡の対比が、作品にリズムと生命感をもたらしている。キュビスムの誕生に大きな影響を与えた、セザンヌの構成力が冴えわたる静物画。印象派の女流画家メアリー・カサットが愛蔵していた。
【セザンヌの作品全5点展示】
ポール・ゴーガン(1848-1903)

ポール・ゴーガン≪ポン=タヴェンの木陰の母と子≫
1886年 油彩/カンヴァス 93.0×73.1cm
フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)

フィンセント・ファン・ゴッホ
≪ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋≫
1888年 油彩/カンヴァス 46.8×51.3cm
ジョルジュ・スーラ(1859-1891)

ジョルジュ・スーラ≪グランカンの干潮≫
1885年 油彩/カンヴァス 66.0×82.0cm
オディロン・ルドン(1840-1916)

オディロン・ルドン≪日本風の花瓶≫
1908年 油彩/カンヴァス 92.7×65.0cm