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Shizubi Project 6 彼方へ 大規模映像インスタレーション、スタート!

2017/06/09

3月末から開催中の「Shizubi Project 6 彼方へ」、いよいよ6月4日(日)から展示室に拡張しました。

林勇気さん、宮永亮さんによる、展示室全室(約1000㎡)を使った大規模な映像インスタレーションが始まりました!

 

展示室全室に映像作品が投影され、その中を自由に巡りながらご覧いただく展示です。

映像が"物理的なレイヤー"として、展示室のガラスや壁に幾重にも映し出された空間の面白さ(宮永亮《Reciprocal》)や、何万もの切り抜かれた画像が、床から天井まで数百㎡の大空間に浮遊する迫力(林勇気《another world - alternative》)は、やはり実際に体験していただくほかありません。

 

会期が来週6月18日(日)までと、非常に短く残念ですが、ともて力の入った展示ですので、是非、ご覧ください。

 

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宮永亮《Reciprocal》(8 チャンネル)2017年  (写真撮影)木奥恵三

 

 

 

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林勇気《another world - alternative》2017年  (写真撮影)木奥恵三

 

 

「Shizubi Project 6 彼方へ 國府理・林勇気・宮永亮」

①エントランスホール・多目的室 2017年3月28日(火)~6月18日(日)

②展示室 2017年6月4日(日)~18日(日)

[休館日]毎週月曜日(ただし5/1(月)は臨時開館)

[開館時間] 10:00~19:00

[入場料]無料

 

■映像と音楽によるライブイベント

林勇気、宮永亮の映像とゲストミュージシャンによるライブイベント

[日 時]6月17日(土) 16:00~

[出 演]林勇気×宮内優里  宮永亮×Hakobune

[会 場]静岡市美術館 多目的室

[参加料]1000円(ワンドリンク付) ※申込不要(当日直接会場へ)

     ★公式カタログとのお得なセットも販売! 

※出演者等の詳細はこちら

 

静岡市まちかどコレクション ワークショップ「"フォトモ"で再現 静岡の"まちかど"」開催のお知らせ

2016/06/29

ワークショップのお知らせです。

 

美術家・写真家の糸崎公朗さんを講師に招き、

みんなで静岡のまちを歩いて撮った写真をもとに、

立体的に"まちかど"を再現する作品「フォトモ」をつくるワークショップです。

実施日:7月23日(土)・30日(土)

対象:中学生以上24名

詳細はこちら

 

「フォトモ」・・・聞きなれない言葉ですよね。

フォトグラフ(写真)+モデル(模型)の造語で、

写真を立体的に組み立て、3次元化する手法のことです。

 

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糸崎さんは、路上を歩きながら街並みを観察するのが大好きで、

カメラを片手に、よく街歩きをされるそうです。

 

1枚の写真では、路上の面白さを撮りきれないと感じた糸崎さんは、

その面白さを丸ごと表現するために、

この「フォトモ」という表現にたどり着いたのだそう。

 

1枚の写真では到底表現しきれない、

現実以上にリアリティを感じさせる「フォトモ」。

そこからは、被写体となった場所の空気感や時間の流れ、

そして、制作者ひとりひとりの世界観をも感じることができ、

いつまでも見入ってしまいます。

 

「なんだか難しそう」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

ユーモアあふれる講師の糸崎さんの指導により、

どなたでも楽しみながら「フォトモ」で作品がつくれますのでご安心を!

 

 

実は静岡市美術館では今までに2回、フォトモワークショップを実施しています。

 

初回は静岡市美術館が開館したばかりの2011年。

なんと5日間・計25時間かけ、参加者一人一人が街歩きをし、

撮影した写真を素材に、静岡の街並みをフォトモで再現しました。

 

■ワークショップの様子■

2011/01/16 ワークショップシリーズVol.4 糸崎公朗「フォトモで作ろう!静岡の街」

http://www.shizubi.jp/blog/2011/01/vol4.php

 

2011/02/19 ツギラマ・フォトモ作品、展示します!

http://www.shizubi.jp/blog/2011/02/post-31.php

 

2011/03/06 ツギラマ・フォトモ作品、展示中です!

http://www.shizubi.jp/blog/2011/03/post-32.php

 

2回目は「国宝・久能山東照宮展」にあわせ、

久能山350年祭当時の絵葉書や古写真などを題材に、

なつかしい静岡の街並みをフォトモで再現しました。

 

■ワークショップの様子■

2014/11/8 【国宝・久能山東照宮展】フォトモワークショップのご報告&作品展のお知らせ

http://www.shizubi.jp/blog/2014/11/post-142.php

 

 

皆様のご参加、お待ちしております!

 

ワークショップの詳細・お申し込み方法はこちら

 

(m.y)

 

 

2月15日、カタログ刊行記念・トークセッション「ヒトのカタチ、彫刻」開催!

2015/02/12

昨年末からエントランスホールで開催中のShizubi Project 4「ヒトのカタチ、彫刻」(3/22日まで)、皆さんもうご覧いただきましたか?エントランスには、樹脂や陶、漆を素材に、それぞれの"ヒトのカタチ"を展開する3人の作品がならんでいます。

さて、その関連事業として今週末の日曜日に、カタログ刊行記念・トークセッションを実施します。
3人の出品作家に加え、公式カタログにテキストを執筆いただいた気鋭のお二人の識者を交え、ヒトのカタチと彫刻にまつわる様々なお話をお聞きする予定です。
参加無料、申し込み不要ですので、是非、この機会にご参加ください。

●Shizubi Project 4「ヒトのカタチ、彫刻  津田亜紀子/藤原彩人/青木千絵」
カタログ刊行記念 トークセッション「ヒトのカタチ、彫刻」

日時:2月15日(日)14:00~16:30(開場13:30)
会場:静岡市美術館多目的室  参加無料 申込不要

【進行:静岡市美術館学芸員 伊藤鮎】
14:00
 以倉新(静岡市美術館学芸課長)「ヒトのカタチと『彫刻』」(15分)
 金井直(信州大学人文学部准教授)「チョウコク あるいは、弱い触角」(15分)
 阿久津裕彦(美術解剖学)「人体と人体彫刻」(15分)

14:50~15:00(10分) 休憩
 津田亜紀子(10分) 自作紹介
 藤原彩人(10分) 自作紹介
 青木千絵(10分) 自作紹介

 ディスカッション・質疑応答(60分)
16:30 終了



美術館のエントランスホールを使って、毎年1回、現代の美術を紹介してきたシズビプロジェクトも4回目を迎えました。
これまでは1人の作家のワンマンショーだったが、今回初めて3人の作家を紹介しています。
ギリシャ、ローマの昔から、もともと西洋では「彫刻」とはまずは人の形のことであり、その意味で人体彫刻は「彫刻」の王道なのですが、タイトルで「ヒトのカタチ」と「彫刻」を「=」ではなく「、」でつないだところに、今回のプロジェクトのささやかな意味を込めています。

というのも、20世紀初めの「抽象彫刻」の出現とアヴァンギャルド(前衛運動)の進展以降、「オブジェ」や「立体」など、およそ「彫刻」らしからぬものが登場して久しい今日この頃、そんな現代において、何の疑問もなく人体像を「彫刻」として作り続けることはできないだろう、という問題意識なのです。

もちろん、今回の3人だけで現代の多様な「彫刻」の状況を概観できるものではありませんが、年齢も素材も違う今回の3人の作品は、現代において人の形を「彫刻」として作ることの意味を考えさせてくれます。

津田亜紀子(1969‐)さんの、レース生地や、植物が生い茂る厚手の生地を樹脂で固めた軽やかな女性や子どもの姿。
藤原彩人(1975‐)さんの、陶による矮性の小人か、宇宙人のような虚ろな表情の立像。そして青木千絵(1981‐)さんの、漆の漆黒の闇に包まれたリアルな下半身に、ぼってりとした不定形の塊がついた頭のない人の姿。
三者三様のヒトのカタチに、現代に生きる「私」とは何かを考えさせられます。


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津田亜紀子 椅子に座る06 2006年 樹脂、布




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藤原彩人 首像/意識の壺 2014年 施釉陶



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青木千絵 BODY10-1 2010年 漆、麻布、スタイロフォーム




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撮影:神藤 剛




(a.i) 


静岡科学館る・く・るとの連携ワークショップ「自然観察と竹スプーンづくり~静岡の竹と漆を考える」を開催します!

2014/09/22

現在開催中の山本二三展も残すところあと2日となりました!本当に多くのお客様にご来館頂き、
たいへん嬉しく思います。
まだご覧になっていない方、混雑が予想されますが、ご来館を心よりお待ちしております。


さて、本日は、この秋から冬にかけて開催するワークショップをご紹介いたします。
本プログラムは、市内有度山の自然観察と、うるし塗りの竹スプーンの制作をとおして
「静岡の自然と文化を知ろう」というもの。

ちなみに、うるし塗りの竹スプーン制作は、平成24年度にも当館で開催したワークショップ。
静岡の伝統工芸である"漆"と"竹"をもとに、地域の竹林整備も兼ねた
「うるし塗りの竹カトラリー」制作の授業に取り組んでいる、
静岡北特別支援学校南の丘分校の協力のもと、今回も実施します。

詳細は以下のとおりです。
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【日時・会場】
 自然観察/10月13日(月・祝)、10:00~15:00 ※雨天の場合10月25日(土)
 会場:有度山(遊木の森)   
 竹スプーンづくり/1月18日(日)、2月1日(日)13:00~16:30 
 会場:静岡科学館る・く・る 創作ルーム
【対象】小学生4年生以上20名(小学生は保護者同伴、見学不可 3回とも参加できる方)
【参加費】600円(材料費含む)※科学館入館料別途(1回分)
詳細、お申込みはこちら⇒http://shizubi.jp/event/post_173.php



それでは、少しですが、当日のプログラムをご紹介させて頂きます。

まず、ワークショップ一日目、自然観察の現場の遊木の森はこんなところ。
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自然観察指導員会中部支部の皆さんの、自然にまつわる楽しくて面白くて、
ためになるお話を聞きながら散策します。
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午後は、竹スプーンづくりのための竹板の加工を行います。
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竹板は、年明け1月まで乾燥させて...



ワークショップ2日目。
講師は特別支援学校南の丘分校の先生と生徒さんです。
スプーン型を写し取った竹板をクランプで固定した後、専用の彫刻刀とノミを持って
丸く円を描く様に削っていきます。
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粗方けずれたら、微調整をかけます。
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やすりをかけたら、スプーンのくぼみが完成です!
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次は糸鋸を使って、スプーン型に削り出します。ギコギコギコ...
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削り出せました!
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2日目の工程はここまで!

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3日目までの間、参加者の皆さんのスプーンはいったんお預かりし、
学校にてベルトサンダーを使った削り作業を行います。
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作業に習熟した生徒さんが、参加者の皆さんのスプーンを1本1本大切に削りだします。
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3日目は紙やすりでやすりがけを行ったあと、本物のうるしを使った塗り作業に入ります。


これがうるしです。NOAうるしという、かぶれにくいうるしを使用します。
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うるしに触れることのないよう、二重に手袋を装着。
通常、うるしは直接肌に触れることがなければかぶれませんが、
空気中の成分の刺激を避けるため、この装置を使って万全の対策をとります。
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筆を使って、丁寧に塗っていきます。
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すくう部分は二度塗りします。
これが完成品です!竹の素朴な質感と、うるしの光沢がとても美しく、品があります。
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申込締切は今週末、9月26日(金)まで。
小学校4年生以上の方であれば、どなたでも参加できます。3日間と長丁場になりますが、
ゆっくりじっくり、静岡の自然と文化に触れていただければ嬉しく思います。


皆さんのご参加をお待ちしております! (s.m)

「"鯉のぼり"をつくろう」ワークショップ、開催しました!

2014/05/02

4月26日(土)、新年度最初のワークショップ

暦とあそぶワークショップvol.8

「こどもの日だ!家族みんなで"鯉のぼり"をつくろう」を開催しました。



昨年も好評だったこのワークショップ、今年は11組27人のご家族に参加頂きました!



さて、当館では現在、今回のワークショップ開催にあわせた

関連展示「こどもの日だ!昔のいろんな鯉のぼり」を

エントランスホールにて開催しています。


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ワークショップ冒頭では、参加者みんなで展示中の鯉のぼり12点を鑑賞。

明治から昭和30年代頃までの貴重なものばかりです。


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「何に描いてあると思う?」

「...紙だ!!」


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そう、昔の鯉のぼりは和紙や木綿に、職人が手で描いていました。



極彩色で奇抜なデザインの関東系、


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《真鯉》 昭和30年代 紙に手彩色





墨の濃淡一色で描かれた関西系。


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《けうゑや 金太郎鯉幟》 昭和初期 紙に手彩色



ワークショップでは、この昔の鯉のぼりを参考に、オリジナル鯉のぼりをつくっていきます!


まずは下書きから。

昔の鯉のぼりのデザインを忠実に表現する人、オリジナルデザインを考える人。

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家族それぞれに、とても個性的なデザイン。出来上がりが楽しみです!



いよいよ鯉のぼりをつくっていきます。

キャンバス地にジェッソ(地塗り剤)を使って...

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どれも、見事な極彩色、個性的なデザインの鯉のぼりが完成しました!

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最後に昔の鯉のぼりと一緒にパチリ!

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「こどもの日だ!昔のいろんな鯉のぼり」展は5月6日(水・祝)まで開催中!観覧無料です。

ぜひ、ゴールデンウィークは静岡市美術館にお立ち寄りください!


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「巨匠の眼 川端康成と東山魁夷」展も好評開催中!

会期:2014年4月12日(土)~6月1日(日)

観覧料:一般1100(900)円、大高生・70歳以上700(500)円、中学生以下無料

*( )内は当日に限り20名以上の団体料金

*障害者手帳等をお持ちの方及び必要な介助者は無料


(s.m)


今年も"鯉のぼり"、つくります!

2014/03/29

 

3月も残すところあと2日、もうすぐ4月ですね!

 

さて、静岡市美術館の、新年度最初のワークショップは

祭事や年中行事をとおして季節を感じ、それをかたちにする


暦とあそぶワークショップvol.8
「こどもの日だ!家族みんなで"鯉のぼり"をつくろう」を開催します。

 

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実は、昨年もこどもの日にあわせて、"鯉のぼり"をつくりました。
12組33人の親子にご参加いただき、こんなに圧巻の鯉のぼりが完成!

 

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ご好評を頂いたため、今年も開催することになりました!


ぜひ、ご家族そろってお越しください。(小学生以上のご家族ならどなたでも)
【申込締切:4月11日(金)必着】

 

お申込はこちら

http://shizubi.jp/event/_vol8.php

 

ご興味を持った方、過去のブログもご覧ください。

http://www.shizubi.jp/blog/2013/06/428.php

 

そして、何と!
今回はワークショップの開催にあわせ、鯉のぼりの展示を

当館エントランスホールで行います!

 

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詳細は、また追ってホームページでご案内します。

 

こちらもあわせて、ぜひご覧ください!
皆様のご来館をお待ちしております。

(s.m)


 

めぐるりアート静岡展 いよいよ今週末まで!

2014/03/21

日差しが暖かく、春めいて来ました。
市内6会場で、今を生きるアーティスト8人の作品を紹介する「めぐるりアート静岡」(~3/23)も、明後日までとなりました。

 

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松澤有子《そらいろに透く》
サイズ:舟:6m、雲:70cm、100cm、135cm
素 材:和紙、染料、ワセリン

 

 

筧 compendium  全景 _52W3527 調整済み.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

筧 compendium 部分 _52W3557 トーン調整済み.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

筧有子《compendium of seasonal words》
制作年:2013
サイズ:96cm×360cm(可変)
素  材:白麻紙、顔彩

 

 

 

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筧 ドローイング 部分 _52W3733.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

筧有子《水は方円の器に従う》
制作年:2013
サイズ:26.7cm×36.5cm ○点
素  材:紙、顔彩

 

 

 

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筧 穏やかな日々のために 部分 _52W3644.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

筧有子《穏やかな日々のために》
制作年:2014
サイズ:46.3cm×342cm 
素  材:布、刺繍糸、粘土、木材、キルト芯、絵絹、顔彩

 

 

 明日、明後日は、トークやクロージングパーティも予定されています。
市内の見どころ情報満載の「めぐるりマップ」(各会場で配布/スタンプラリー付き)を片手に、是非、静岡にアートで"めぐるり"しにお出かけください。

(明日、明後日のイベント)
〇3/22(土)14時~ 静岡県立美術館 県民ギャラリーB
 奥中章人さん、大橋史人さん アーティストトーク(参加無料・申込不要)

〇3/23(日)13時30分~15時 GALLERY PSYS
 鈴木まさこさん ライブペインティング&トーク(参加無料・申込不要)

〇23日(日)16時~ GALLERY UDONOS
 持塚三樹さん アーティストトーク(参加無料・申込不要)

●23日(日)18時~20時 スノドカフェ
 クロージングパーティー
(申込不要 参加費:2000円(学生1000円))

 

(A.I)

 

 

「わた死としてのキノコ」 9/1記念対談&ライブ!

2013/08/27

天井の高い美術館のエントランスホールの空間全体に、菌糸がはびこり、まん中にはぽっかりと巨大なキノコが浮かんでいる― 

現代のさまざまな美術を紹介するシズビプロジェクト、8月6日から始まりました。

3回目の今年は、「軽やかな彫刻」で知られる美術家・今村源(いまむら はじめ/1957~)さんです。

 

 

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見上げると、2,3mはありそうな傘の裏側には、薄緑色の襞がびっしり、近くの柱に取り付けられた「滑り台」の階段を登ると、オレンジ色に輝く傘の上部が見下ろせます。

ちなみに、「滑り台」の滑る部分は、反対側の柱から伸びていて、あれれ、どうなってるの?! 

ほかにも、カフェの椅子が菌糸に絡めとられて、逆さまに浮かんで回転していたり、まっ白な男の裸体像がきゅっとひしゃげて逆立ちし、昔懐かしい冷蔵庫の中にはシダが茂っていたり・・

 

 

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キノコは普段、菌糸として森の地下にひっそりと広がっています。

落ち葉や生き物の死骸を分解し森の生態系を支えている菌類。

私たちの目には見えないところで、しかし確実に存在し世界を支えているキノコは、そんな菌類が胞子を飛ばし子孫を残すために、つかの間、地上に顕れた姿です。

私たち人間も、そんな命の流れを考えるとき、個としての私など流れのなかのほんの一瞬の姿に過ぎない。

日々悩んでいる「わたし」もやがて大いなる命の流れの中に戻っていく― キノコの姿に今村さんの思索は、広がります。

 

 

実はこのキノコ、巨大なラッパになっていて音も出るとか・・ 今週日曜日、9月1日には、記念対談&ライブも開催します。

第1部の対談は、今村さんご本人と、今村さんの作品をその最初期からずっと見てきた建畠晢先生(美術評論家/現京都市立芸大学長)に、今村さんが出発した80年代の美術状況も踏まえて、"軽やかな彫刻"についてお話を伺う予定です。
第2部では、ピアノとサックスによる現代音楽ユニット「.es(ドットエス)」のおふたりを関西からお招きして、実際に巨大な「キノコ」を演奏して頂きます。

一体、キノコはどんな音が出るのでしょうか?
どちらも、参加無料、申込み不要ですので、是非、お出かけください。

 

●記念対談&ライブ
日時:2013年9月1日(日) 
 第一部 記念対談 14:00~15:30(開場 13:30)
     対談者  ∥  今村源 [美術家]
     建畠晢 [京都市立芸術大学 学長]
     司 会 ∥ 以倉新 [静岡市美術館 学芸課長]
     会 場 ∥ 静岡市美術館 多目的室

  第二部 記念ライブ 16:00~17:00
      出 演 ∥ .es  (ドットエス)
           橋本孝之(サックス、ギター、ハーモニカ、改造尺八等)と
           sara(ピアノ、パーカッション、ダンス他)の二人の即興演
           奏家によるコンテンポラリー・ミュージック・ユニット。                     

参 加 料 : 無料
対  象 : どなたでも50名
申  込 : 不要 当日直接会場へお越し下さい


9月21日(土)には、今村さんと菌類学者の小川眞先生との対談も予定しています。

昨年出版された岩波新書『キノコの教え』の著者で、80歳にならんとする気骨ある、しかし飾らない小川先生のお話は面白く、こちらもお勧めです。お楽しみに。

作品集刊行記念対談「キノコの教え」 9月21日(土) 14:00~16:00

 

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(a.ik)

 

しずびオープンアトリエ「ルドンの"色"とあそぼう!」毎日開催中です!

2013/08/07

暑い日が続きますが、皆さま体調などくずされておりませんでしょうか??

 

さて、ただ今静岡市美術館では、この季節恒例「しずびオープンアトリエ」を開催中です!

所要時間1時間、参加料200円、予約不要という、気軽に参加できるこのプログラム。
今年の夏は「オディロン・ルドン 夢の起源 幻想のふるさと、ボルドーから」展にあわせて、

フランス・ボルドー生まれの画家ルドンも使った、"パステル"を使って絵を描く内容になっております。

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みなさん、パステルという画材をご存じですか?
パステルは、粉状の顔料を粘着剤で棒状に固めたもの。
顔料がそのまま紙にのるから、発色がとてもきれいです。

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では、プログラムの様子をご紹介していきます。

まずはこちらの絵をご覧ください。

 


これは、ルドンが17歳の頃に知り合った、アルマン・クラヴォーという植物学者が描いた

《植物学素描1 標本画5 裸子植物》

《植物学素描1 標本画30 藻類》です。

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顕微鏡からみた裸子植物、藻類。よく見ると、本当におもしろい形がいっぱいです。

ルドンも、"肉眼ではみえない未知の世界"に大きな影響を受けたそうです。

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今回のプログラムでは、この裸子植物や藻類を

夢の中の「生き物」に見立ててパステルで色付け、そして最後に"眼"を入れて仕上げていきます!

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9種類の「生き物」から1つを選んだら...

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まずは、背景から色付け!ソフトパステルから同系色3色を塗り重ねていきます。
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次に生き物。背景で選んだ色とは反対色の"補色"から選択します。ここで役にたつのが色相環!

背景が黄色だったら、生き物は青になりますね。

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次の工程では、「生き物」を立体的にしていきます。

細かい線を重ねるのに向いているハードパステルで描いていきます。

蛍光色のハードパステルも用意しています。

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線を同じ方向、網掛け、長いストロークなど、いろいろ工夫しながら引くことで...


こんなに、生き物が活き活きと見えてきました!
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さあ、ここから仕上げに向かっていきます。
生き物をより強調するために、背景を塗っていきます。


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最後のキモが、"眼"入れ!!


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完成した「生き物」たちがこちら!!

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「前回のオープンアトリエが楽しくって!」と今回も参加して下さった方々や、

パステルは初めてだったけど、丁寧に教えてくれてすごくわかりやすかったとの声も!


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しずびオープンアトリエは、8月18日まで、毎日開催しています!
小学生以上であればどなたでも、もちろん大人の方も大歓迎ですよ。

ぜひご参加をお待ちしております!!
(s.m)

4/28、こどもの日ワークショップを開催しました!

2013/06/26

4月28日(日)、
暦とあそぶワークショップvol.4
「こどもの日だ!家族みんなで"鯉のぼり"をつくろう」を開催しました。
祭事や年中行事をとおして季節を感じ、
それをかたちにする「暦とあそぶワークショップ」シリーズの第4弾。
今回はこどもの日に合わせ、 家族みんなで"鯉のぼり"をつくりました。

 

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当日ご参加いただいたのは、12組33人の親子!
いつものワークショップ室を飛び出して、多目的室で行いました。

タイトルにもある"鯉のぼり"の制作の前に、まずはこどもの日、端午の節句について学んでいきます。

その歴史は古く、奈良時代に中国から伝わります。
現代のようによろい、かぶと、武者人形などが家で飾られるようになったのは江戸時代。

 


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では、"鯉のぼり"は?
実は、江戸末期ごろにようやく登場します。
歌川広重、河鍋暁斎の作品にも、当時の鯉のぼりが確認できます。

 

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そして今回、何と「本物の昔の鯉のぼり」を展示しました!


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展示した鯉のぼりは2点、どちらも昭和初期の貴重なものです。
今のナイロン製のものとは違い、和紙に手彩色。職人の手作り。
昔は、毎年鯉のぼりを新調するのが当たり前だったそうです。

 

カラフルでデザインも斬新な、関東方面の鯉のぼりに...

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こちらは金太郎が背中にのっています。関西の鯉のぼり。


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鯉のぼりを鑑賞、鯉の特徴も確認したところで...

 

まずは下絵づくりを行います。
昔の鯉のぼりの図柄を参考にしながら、

目、うろこ、えら、おびれ、せびれ、それぞれのデザインを考えます。


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いよいよ制作へ。
今回の鯉のぼりは油絵などの制作で使用するキャンバス生地をつかい、カラージェッソで彩色。

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赤、青、紫、黄色からベース色を選んで塗って...

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白で下書きをします。

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そして彩色へ。まずはうろこから。


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そして、目、えら、


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尾びれ、背びれ。

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作業が進むにつれて、皆さんの筆使いも加速!お父さんもお母さんも、子ども達も夢中!

 

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仕上げは、ハサミで鯉のぼり型に切り抜き、
口の部分にワイヤーをかませ、
胴体を貼り合わせて完成!

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33体の鯉のぼりが集結しました!圧巻です!

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最後に、ご家族ごとに記念写真を撮って終了。

 

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これから、毎年青空を泳ぐことでしょう^^

今後も、暦とあそぶワークショップシリーズ、開催していきます!

(s.m)

3/3、ひな祭りワークショップを開催しました

2013/04/01

今日から新年度!...ですが、桃の節句のワークショップの報告です。


3月3日(日)の暦とあそぶワークショップ vol.3 
「ひな祭りだ!オリジナル"つるし飾り"をつくろう」を開催しました。


祭事や年中行事をとおして季節を感じ、
それをかたちにする「暦とあそぶワークショップ」シリーズの第3弾。
今回はひな祭りに合わせ、 オリジナル"つるし飾り"をつくりました。


つるし飾りは日本中にある訳ではありません。

私たちには馴染みのある、静岡県稲取の「雛のつるし飾り」と、
福岡県の「さげもん」、そして山形県の「傘福」が
「全国三大吊るし飾り」と呼ばれ、有名です。

最近では、ひな祭りの季節になると目にする機会が増えましたね。


そして、今回つくる"つるし雛"が...こちらです。


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このつるし雛、針を使わないでつくっています!
今回のワークショップに合わせて考案した、しずびオリジナルプログラムです。

まずは、金魚、とうがらし、にんじんなどの基本形をみんなでつくります。

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次に親と子に分かれ、ひとつずつ、つくり方を確認しながら形にしていきます。

子どもたちは落花生を使い、おひな様、這い這い赤ちゃん、だるまなどをつくります。

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お父さん、お母さんには、ちょっと難しい作業に挑戦していただきました。


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鼓、扇、草履、柿、桃...など。
こまかい作業が続きますが、手先を器用に使い、小さな小さな飾りが、次々と生まれていきます。

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途中、親子でそれぞれつくったものをお披露目。
気づけば一家族で10個以上の飾りが完成!
ひとつひとつの飾りの意味をお互いに教え合います。

その後も制作をつづけ、飾りが19~21個程度完成したところで...
いよいよ紐につるしていきます!




次に、親子で一緒に、オリジナル飾りをつくってもらいました。

今までのつくり方を応用し、考えたものをかたちにしていきます。


皆さん、とっても楽しそう!


一体どんな飾りが出来上がったのでしょう?

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つるし雛は、紐にさまざまな形をした飾りをつるしますが、
そのいちばんの特徴は...ひとつひとつの飾りに意味があることです。

江戸時代後期に、高価な雛人形を買うことのできない庶民が、
ハギレを利用してつくりはじめたそうです。

草履は健脚、そして働き者になりますように
鼓は悪を払い、福を呼ぶ
とうがらしは可愛い娘に悪い虫がつきませんように
柿は福や幸せを"かき"とる
桃は長寿

...種類や意味は、地域によっても異なりますが、
娘の健やかな成長と幸せを願って、ひとつひとつに想いをこめる点は一緒です。

みなさんにも、オリジナルの形に意味をこめてもらいました。
完成したら、もちろん飾り付けます。

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こうして見ると、圧巻です!

最後に、オリジナルの飾りを、その形に込めた想いとともに発表してもらいました。


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こちらは、大きな扇を背負ったおひな様。
この扇、なんと花粉を吹き飛ばすためのものだとか!

願いは...

もちろん花粉症に悩む家族が救われますように!

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その後も、みんなすてきな想いがこめられた飾りを発表してくれました。


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そして20組の、世界にたったひとつの、オリジナル"つるし飾り"が完成!

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後日...ワークショップ参加者のご家族が、そのつるし飾りを持って、
3/31まで開催していた「しずびオープンアトリエ」へ来てくれました。

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伊豆・稲取の"つるし雛"特有の輪っかがついて、飾りの数も、本数も増えています!
ワークショップ終了後、家族みんなで数を増やしていったのだそう。
ぜひ、これからも数を増やして、さらに立派な"つるし雛"にしていってくださいね!

雛人形に五月人形、鯉のぼり、七夕飾り...

ただ飾るだけではなく、それを手作りすることで
節句本来の意味やその形にこめられた想いを、
感じとることができるかもしれませんね。

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(m.y)



2/3「節分だ!鬼のお面をつくろう」を開催しました。

2013/03/29

遅くなってしまいましたが...

2月3日(日)、暦とあそぶワークショップ vol.2
「節分だ!鬼のお面をつくろう」を開催しました。

 

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祭事や年中行事をとおして季節を感じ、
それをかたちにする暦とあそぶワークショップシリーズの第2弾。
節分に合わせて鬼のお面をつくりました。


今回のワークショップのテーマは節分...鬼、ということで、
まずは鬼について考えることからスタート。


鬼といえば...?


「節分!」  「絵本によく出てくる!」


鬼が登場する絵本はたくさんありますが、絵本だけではありません。
浮世絵、屏風、掛け軸、絵巻...昔からさまざまな絵にも描かれてきました。


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その鬼たちをピックアップして、印刷したものの中から
「自分がいちばん鬼らしい」と思う鬼を見つけます。



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いちばん人気があったのは...やっぱり赤鬼でした。


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鬼ってなんだろう?


「大きい!」「怖い!」「角がある!」「牙も!」「あと...ヒョウ柄のパンツ!」
「人を食べる!」「いたずら好き!」...「でも、やさしい鬼もいる?」
みんなで鬼の共通点を見つけていきます。


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次に、ほんものの作品をとおして、鬼にふれます。

今回、静岡市所蔵の平野富山コレクションの中から、鬼を題材とした作品4点を、
このワークショップのために、ワークショップ室内に展示しました!


大津絵の鬼を見たこどもたちは
「漫画みたい!」「かわいい!」「昔の鬼もいたずら好きだったんだ!」と、興味津々。

次に、池野哲仙作のお面を鑑賞。
どちらも私たちのイメージする「鬼」とはかけ離れています。
「これ、本当に鬼なの?」「人間のおじさんみたい」「髭の描き方がすごく細かい~」



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さまざまな鬼を鑑賞した後、いよいよ今日つくる鬼のお面の下絵を考えます。
今回は、ちょっとかわった方法で...


鬼は、さまざまな獣の体の中から、
それぞれいちばん強い部分を寄せ集めてできている、とも言われています。
その「寄せ集め」である鬼の顔を、目、鼻、口、牙、角...などパーツごとに切り分け、
「鬼福笑い」をつくってみました。


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この「鬼福笑い」で、今日制作する鬼の顔を考えます。


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きばだったものが角になったり、
まゆ毛や目の向き、左右で種類を変えてみたり...


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何度も置き替えたり、向きを変えたりしながら、自分だけの鬼を考えます。


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貼る位置も慎重に決めていきます。

下絵ができたところで、お面のベースづくりに入ります。


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ベースができたら、さっそく絵具を塗っていきます。
今回はお面が大きいので、刷毛を使って、大胆に!


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迫力を出すために、目や口など細部の描写は、
ダルマや青森のねぶたを参考にしました。


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刷毛を筆に持ち替え、慎重に...


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下絵を横に置いて、ひとつひとつの形を意識しながら...


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そして...ついに完成!



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優しそうな鬼、怖そうな鬼、人間みたいな鬼...十人十色ならぬ、十鬼十色、ですね。



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絵具が乾くまでの間に、「鬼プロフィール」を作成します。


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せっかくつくった鬼なので、全身像を考えてみてもらいました。
描けたら、名前や性格、好きな食べ物、趣味なども考えます。


さて、お面が乾いたら顔につけてみます!


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この後何をしたかと言うと...



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もちろん、豆まき です!



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16時、参加者のご家族に完成したお面をお披露目。
自分の子だと思う鬼に向かって、豆を投げてもらいました!

鬼に扮した我が子に豆が当たったら、鬼、交替です。
子どもたちの豆まきは手加減なしです!



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参加者のご家族にも、鬼の作品を鑑賞していただきました。


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最後に鬼の集合写真!



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節分には豆まきをする、というご家庭は多いと思います。
来年は鬼のお面、皆さんも手作りしてみてはいかがでしょう?

今の豆まきの原型は、中国の鬼追い「追儺(ついな)」という行事と、
日本古来の風習である鬼や邪気を払う「豆打ち」が合わさったものだと言われています。


また、鬼のお面の歴史も古く、
鬼が登場する儀礼が多く執り行われるようになった平安時代後期には
すでにつくられ、使われていたと言われています。

言うまでもなく、鬼の歴史はもっともっと古く、
そしてびっくりするほどさまざまな種類の鬼がいます。


年に一度、豆まきをするだけではなく、「鬼」になって、そして、鬼について考えてみてください。
鬼はただ恐い存在なのではなく、きっと今も昔も変わらず、
私たちの生活と密接にかかわっている、大切な存在なんだと思います。




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(参考文献:大西廣『鬼が出た』たくさんのふしぎ傑作集 福音館書店)






さて、ただ今参加者募集中の「暦とあそぶワークショップ」は
こちら
たくさんのお申込み、お待ちしております!



(m.y)

 

2/3(日)節分ワークショップ参加者募集中!

2013/01/13

皆さん、7日の七草粥、11日の鏡開き、しましたか?

私たちの生活の中から生まれた年中行事や暦には、先人の知恵が詰まっています。

例えば、七草粥は1年の無病息災を祈るために食べますが、
ビタミンが豊富な七草は、実際にお正月休みの
食べ過ぎ、飲み過ぎで疲れた胃を休ませてくれます。



さて、今日は2月3日(日)に開催する
暦とあそぶワークショップ vol.2
「節分だ!鬼のお面をつくろう」のお知らせです。
(対象:小学生20名)

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祭事や年中行事をとおして季節を感じ、それをかたちにする
暦とあそぶワークショップシリーズの第2弾。

今回はタイトルのとおり、鬼のお面をつくります!


節分と言えば...
「鬼はーそと!福はーうち!」

...なんと言っても豆まきですよね。

この豆まきは、季節の変わり目に生じると言われる邪気を追い払うことが目的です。


そして豆まきと言えば...鬼!

...そもそも鬼って何なのでしょう?


地獄の鬼、鬼が島、鬼退治、
身のまわりのものが鬼になる「百鬼夜行(ひゃっきやぎょう)」、
それに、風神、雷神も広い意味では鬼の一種です。
そして誰もが一度はしたことのある鬼ごっこ。
各地のお祭りで使われる鬼のお面、等々...


鬼にまつわるお話や絵、そしてお面は、古来より日本各地に存在します。

今回は、このさまざまな鬼の絵やお面などを鑑賞した後、
オリジナルの鬼のお面をつくります!


最近ではスーパーなどで、豆と鬼のお面がセットで売られていますが、
今年は鬼のお面、一緒に作ってみませんか?


鬼の顔、実はこんな特徴があるんです。

 

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目は月のようにキラキラ!
口は大きく、耳まで裂けているものも!
座布団のように大きい顔...猿や牛、馬に似ているものも。
動物のきばをつけ、舌は炎のよう。そして牛の角!



これは、いろいろな鳥や獣の体から、とくに強くて怖そうな部分を借りてきて
つなぎ合せているのだとも言われています。

(参考文献:大西廣『鬼が出た』たくさんのふしぎ傑作集 福音館書店)



今年の節分は、手作りのお面で豆まきをしましょう!

 

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※参加者のご家族は16:00に美術館へお越しください。
完成した鬼のお面をつけて、豆まきをします!

ワークショップの詳細、お申し込みはこちら
ただ今申込受付中です!(1/25(金)締切)



(m.y)



 

年の瀬に...「しずびチビッこプログラム」2回分の、ご報告です!

2012/12/28

さて、2012年も残すところもうわずか。静岡市美術館では、来年2日にオープンする、

「近江巡礼 祈りの至宝展」の準備もちゃくちゃくと進み、後は年が明けるのを待つのみ、という状況です。


さて、今年が終わる前にどうしてもご報告をと、
9/29に開催した、「フィンランドのくらしとデザイン展」、11/10に開催した「ストラスブール美術館展」の

「しずびチビッこプログラム」の模様をお伝えします。
 
お待ちいただいた皆さま、ご報告が遅くなり本当に申し訳ございません...!
今年も終わる、ということで、これまでのプログラムの模様もよろしければご覧ください。


H23年度5回分はこちら→

「ハンス・コパー展」

「歌川国芳展」

「セガンティーニ展」 

「レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想」

「竹久夢二と静岡ゆかりの美術」 

H24年度2回分はこちら→ 

「森村泰昌モリエンナーレ」

「七夕の美術」


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さて、それでは当日の模様をお送りします。
まずは、「フィンランドのくらしとデザイン展」しずびチビッこプログラムから!

プログラム恒例、ニョロクッションをつなげてあそんだ後に...


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展覧会出品作品を鑑賞して、子ども達と一緒に、フィンランドという国を体感します。
まずは一面雪景色の作品から。静岡では見られない景色に、子ども達も引き込まれます。
 
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白一面の景色から一転、鮮やかなマリメッコのパターンです。
インパクトのある花柄は子ども達にも人気!
 


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ポケットたくさんの洋服、何を入れようかな~
 
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紙をハサミで切ってできた形を生かした連続パターン。"石ころ"がモチーフになっています。
 
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 さて、今回は、フィンランドのテキスタイルをヒントに、エコバックのデザインに挑戦!


まずは...
名刺大サイズのラベルシートをハサミで自由に切り抜きます。真剣に見守る子どもたち。
 

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自由に切った形を、折りたたんだラベルシートに貼り、
重ね切りして広げると、、、
 
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この様に、連続したパターンが出来上がります!
 
 
それを、エコバックに貼りつけて(これが、ラベルシートを使った理由!)、
ファブリックメディウム(布用定着剤)をまぜたアクリル絵の具で塗り、ラベルシートをはがすと・・・
 
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くっきり、鮮やかに、形が写し取られます!
 
工程がわかったところで、さっそく子どもたちも挑戦!
はさみが使える子どもたちは自分で、小さい子どもたちはスタッフがお手伝い。

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そして、エコバックに貼りつけます。

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エコバックの裏面には、切り抜いた方のかたちも、思い思いに貼りつけます。


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「これは新幹線だよ!」...なるほど!
 
貼り終わったところで...
 


刷毛を持って、いよいよ色を塗っていきます!
表裏に彩色するので中にはビニールを挟んであります。
 
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かわいいハート型が効いていますね!


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裏面になると、どんどんダイナミックな筆さばき、色づかいになっていく
子どもたち...
 
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そして、出来上がった作品がこちら!


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最後は並んで、記念写真をとりました!


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展覧会を鑑賞していたお父さん、お母さんにも「すごいね~!」と喜んでいただきました。


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他の誰とも違う、自分だけのバックが完成。ぜひ、普段の生活の中で使ってくださいね!

 

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つづいて、「ストラスブール美術館展」しずびチビッこプログラムをご紹介します!

 

 

ニョロクッションをつなげてあそんで...


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まずは、出品作品を鑑賞します。


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さて、今回は、20世紀シュルレアリスムの作家が実験的にとりくんだ「デカルコマニー」「フロッタージュ」という技法を子どもたちも体験します。
名前だけ聞くと、???の子どもたちですが、、、

 

 

まずは「デカルコマニー」から。
皆さんも一度はやったことがあるのでは?

 

 

紙を半分に折り、そこに、絵の具をチューブから直接出します。
そして、広げると...

 

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ほら、このとおり!
赤カブみたいなもようができあがりました!「すごーい!!」の歓声があがります。

 

 

 

子どもたちもさっそく挑戦!


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二つ折りにして、しっかり押さえて、、、


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まるで、赤毛のアンみたいな、おんなのこの顔が!!

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何度やっても飽きないのがこの「デカルコマニー」。
たくさんの作品ができあがりました。


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続いて、「フロッタージュ」を体験します。


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「フロッタージュ」は正しくはこすりとる技法ですが、今回はいろいろなものの素材を写し取って、そのかたちを楽しみます。

 

子どもたちもさっそく挑戦!

 

用意したものは、段ボール、プチプチ、ねじりロープ、いろいろな形のスポンジ、
おはじき・・・

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出来上がったのがこちら!

 

s17-1.JPGのサムネール画像のサムネール画像 

 

 

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そして...仕上げに、この「デカルコマニー」と「フロッタージュ」の技法をつかって...
ベニヤ板に絵を描きます!「わぁ~!!」と歓声。


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まずは、絵の具をたーっぷりとのせて・・・
絵の具のサイズも特大に!


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その上に紙をのせて、しっかりと押えます。そーっとはがして、
いろんな道具でかたちを写し取ります!

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最後に記念写真をぱちり!

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りっぱな作品が出来上がりました。どれも力作。
子どもたちのエネルギーが、そのまま表れていますね。

「しずびチビッこプログラム」は来年以降も、展覧会ごとに開催していきます。
ご参加、お待ちしております!


(s.m)

 

12/1 アドベントカレンダーをつくりました!

2012/12/13

ここ数日は、吐く息が白くなるほどの寒さですね。
今年は念願のホワイトクリスマス、ここ静岡でも見られるでしょうか。

さて、12月1日(土)、
プレゼントワークショップ vol.6「クリスマスの準備をしよう!」を開催しました。


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昨年度よりスタートしたこの"プレゼントワークショップ"シリーズは、
記念日などに合わせて実施しています。


家族や、大切な人のことを想いながら、その気持ちをかたちにし、プレゼントをつくります。
ワークショップの最後には、プレゼントを手渡しするのも、本ワークショップの特徴です。

過去の"プレゼントワークショップシリーズ"の様子は、↓から覧いただけます。

 

vol.1 父の日(昨年度)
vol.2 敬老の日(昨年度)
vol.3 母の日
vol.4 父の日
vol.5 親子の日

12月のはじまるこの日、カレンダーを見て
子どもたちは "もうすぐクリスマス!"と、わくわくした気持ちになるのではないでしょうか。
(大人になると、今年もあと1ケ月か...と、どちらかというと後ろ向きな気持ちになりがちですが...)

今回は、クリスマスまでの日を、毎日カウントダウンして楽しめる
「アドベントカレンダー」づくりに挑戦しました。

アドベントカレンダー...あまり聞きなれない言葉ですね。
日本ではまだ一般的ではないかもしれませんが、海外ではメジャーなようです。


どんなものかというと...

クリスマスまでの期間(=アドベント...日本語では待降節、降臨節などと言います)を
より楽しく過ごすため、12月1日から24日までの間(地域や宗派によって異なります)を
カウントダウンしていく"日めくりカレンダー"のことです。

日付の書かれたカレンダーの小窓を、毎日1つずつ開けていくなど、そのしかけも千差万別。
もちろん市販品もありますが、家族で手作りすることも多いようです。

...ということで、今回は、しずびオリジナル!の、
ちょっと変わった「アドベントカレンダー」をつくります!


「これが、今日つくるアドベントカレンダーです!」


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「どこがカレンダーなのー?」

じつは...


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まん中のツリーは剥がすことができ...

24等分されています。
それぞれ裏には番号が書いてあって...


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1日は1と書かれたパーツを、2日は2を...と、
毎日、その日の数字のパーツをひとつずつ、カレンダーの日付の上に貼っていくと...

 
24日、クリスマスツリーが登場!絵が完成する、というしかけです。

 
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ツリーの部分は、布でできています。

「ふわふわだ!」

「サンタさんのお洋服の生地だ!」


早速制作に取りかかります。

まずは、ツリーの中に描く図柄を決めます。

ワークシートでクリスマスのイメージや思い出を言葉にし、それを絵にしていきます。


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図柄が決まったら、それをシール状シートにもう一度描きます。


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それをはさみで切りぬいて...


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シールをはがし...


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ツリー型の布に貼ります。


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その上から...刷毛で絵具を塗っていきます!


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「布に描くのも、刷毛で塗るのもはじめて!」という子がほとんど。


最初のひと筆はみんな緊張...。

でも、やりだしたら早い早い!
ツリーがどんどんと色づいていきます。


塗り終えたら、シールをそぉっとはがします。

すると...

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その部分がマスキングされて、ツリーの中から
みんなの「クリスマスの思い出」が浮かび上がります!


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次は、ベニヤに色を塗ります。
さっきより大きな刷毛で、全身を使って、大きなベニヤを塗っていきます!


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塗り終わったら、型紙をはがして...


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中に数字を描いていきます。


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そして...完成した作品がこちら!
    

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しかし...今日はこれで終わりではありません!


ツリーを切って...

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ひとつひとつのパーツを丁寧にラッピング。


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 忘れず表に数字を書いて...これを24回繰り返します。



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紙袋の中に入れたら、やっと完成!


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16時、お父さんやお母さんに今日つくったアドベントカレンダーをお披露目します!

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「どこがアドベントカレンダーなの?」

子どもたちが「これはね...」と、アドベントカレンダーのしかけを伝えます。

 
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おうちに帰って、さっそく1のパーツを貼ってくれたかな?

きっとこんな感じになっていることでしょう...!


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クリスマスまであと12日!
ツリーの姿が半分、見えてきた頃でしょうか。


家族のみんなは、ツリーの中に何が描かれているかは知りません。


クリスマスまでの1日1日を、今回のアドベントカレンダーでさらに楽しく、
家族みんなで、ワクワクしながら過ごしてくださいね。


(m.y)

「Shizubi Project 2 ひそやかな眼差し 小林且典」11月25日まで開催中です!

2012/11/18

展示室では「ストラスブール美術館展-モダンアートへの招待」が好評開催中ですが、

エントランス・多目的室では、「Shizubi Project 2 ひそやかな眼差し 小林且典」が同時開催されています。

 

こちらの展示、タイトル通り"ひそやかに"、実は8月28日から始まっておりました。

そして、会期も残すところあと一週間ほど...。

遅くなりましたが、関連イベントのご報告も兼ねてご紹介したいと思います。

 

「Shizubi Project」とは、当館のどなたでも無料でお入り頂けるエントランスホール、多目的室の

開放的な空間を活かして、現代のさまざまな美術の姿をご紹介するプロジェクト。

第1回目は昨年度、彫刻家の袴田京太朗さんをご紹介しました(→http://shizubi.jp/event/20110712-1023.php)。


第2回の今年は、彫刻家・写真家の小林且典さんを取り上げています。

「彫刻家・写真家」とあるように、小林さんは、彫刻作品制作して、その作品を自ら写真に撮る、

というスタイルをとっていらっしゃいます。

手前に映っている作品はブロンズで出来ていますが、

向こう側の壁には、そのブロンズを映した写真作品がかけられています。

 

kobayashi1.JPGのサムネール画像

 

また今回の展示では、最新作だけでなく、小林さんのこれまでの作品も展示しています。

イタリア留学時に出会ったろう型鋳造法をもとに制作されたブロンズ作品のほか、

フィンランドの芸術家村フィスカルスでの滞在を機に始めた、木のシリーズ。

写真作品もゼラチンシルバープリント、カラープリントのほか、

プラチナプリントという、字のごとく「プラチナ」を使った焼き付け方法で印画された作品まで、

ダイジェストではありますが、ご紹介しています。

 

永い時間を生き抜いてきたような佇まいをみせるブロンズ彫刻と、

その彫刻を撮影しながらも、どこか人の気配を匂わせる写真作品。

ふらりと美術館に訪れた方々が、小林さんの作品世界に惹きこまれるかのように

じっくりと鑑賞している姿が、会期中よく見られました。

この想定外の作品との出会いが、まさに「Shizubi Project」の醍醐味です。

 

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そして!

今回の展示にあわせて、『小林且典作品集 ひそやかな眼差し』が

当館監修のもと、みすず書房さんから刊行されました!

 

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西洋美術史家の岡田温司さんによる素敵なテキスト、

平野太呂さんによるアトリエ撮りおろし写真、当館学芸員の解説2本のほか、

インスタレーションビュー、英訳が付録でついてきます。

内容も盛りだくさんですが、小林さんの作品に通じるような、

カタログというより美しい本に仕上がりました。

 

こちらの作品集は一般書店でも販売してますが、、当館でお買い求め頂くと

小林さんのサイン入りになります!(数量限定、ご購入の詳細はこちら→http://www.shizubi.jp/cafe/mailorder.php

 

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この作品集の刊行を記念して、去る9月29日(土)に

小林さん、岡田温司さん、当館学芸課長の以倉による対談イベントが行われました。

台風17号直撃のなか、お越し頂いた方々、ありがとうございました!

 

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また、9月30日、11月10日は小林さんによるアーティストトークを行いました。

当日は小林さん愛用のカメラ(しかも手作りのレンズ!)を見せて頂いたり、

ブロンズの制作方法など、作品を前にお話して頂きました。

参加して下さった方からも質問が出るなど、終始和やかな雰囲気でした。

 


長々と書いてしまいましたが、

「Shizubi Project 2 ひそやかな眼差し 小林且典」は11月25日まで開催中です!

 どうぞお見逃しなく!

 


(a.i)

プレゼントワークショップvol.7「新年だ!うるし塗りの竹スプーンをつくろう」を開催します!

2012/11/16

気が付けば街並みはクリスマス飾りで彩られ、寒さも深まってきた今日この頃。
美術館館内は暖かく、ほっと落ち着きます。

ただ今開催中の展覧会「ストラスブール美術館展」をはじめ、様々なイベントの開催を予定しております。
今日はその中でも、おすすめワークショップを、開催に先駆けてちょっとご紹介させていただきます。

 

皆さんご存知のとおり、静岡には竹細工や漆工芸などの伝統工芸が今も伝わります。
その伝統工芸を取り入れ、また地域の竹林整備も兼ねた「うるし塗りの竹カトラリー」制作の授業に取り組まれている

特別支援学校の先生との出会いから、このワークショップが生まれました。

 

そう、今回は当館恒例のプレゼントワークショップ第7弾として、うるし塗りの竹スプーンをつくります。
新年の準備に、手作りのスプーンを2本つくって、自分と大切な人への贈り物にしよう、というものです。

 

日時:12月15日(土)、1月6日(日) 両日とも13:00~16:30 【全2回】
参加費:1,000円(材料費含む)
対象:小学生4年生以上 20名
技術指導/協力:静岡県立静岡北特別支援学校南の丘分校 教諭・生徒

 


 

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制作は一枚の竹板を削りだすところから始まります。
また、安全面がしっかりと配慮された、本物のうるしを使う本格的な内容です。

それでは、ワークショップ2日間の工程をご紹介していきます。

 

●1日目●

スプーン型を写し取った竹板をクランプで固定した後、専用の彫刻刀とノミを持って丸く円を描く様に削っていきます。
 

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粗方けずれたら、微調整をかけます。

 

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やすりをかけたら、スプーンのくぼみの完成です!

 

 

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次は糸のこを使って、スプーン型に削り出します。ギコギコギコ...


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削り出せました!


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1日目の工程はここまで!

 

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ワークショップ本番では、参加者の皆さんのスプーンをいったんお預かりし、学校にてベルトサンダーを使った削り作業を行います。


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作業に習熟した生徒さんが、参加者の皆さんのスプーンを1本1本大切に削りだします。


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●2日目●

紙やすりでやすりがけを行ったあと、本物のうるしを使った塗り作業に入ります。

 

これがうるしです。NOA漆という、かぶれにくいうるしを使用します。


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直接うるしに触れることのないよう、二重に手袋を装着。
通常、うるしは直接肌に触れることがなければかぶれませんが、空気中の成分による刺激を避けるため、この装置を用いて万全の対策をとります。
 

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筆を使って、丁寧に塗っていきます。


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すくう部分を二度塗りして...
完成です!竹の素朴な質感と、うるしの光沢がとても美しく、上品な仕上がりです。


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ワークショップでは、スプーンを包むための「折形」も体験していただきます。


申込締切は今月末、11月30日(金)まで。
小学校4年生以上の方であれば、どなたでも参加できます。

特別支援学校の先生、生徒さんが丁寧に教えてくれますよ。

お申込みはこちらから↓

http://shizubi.jp/event/vol7.php

 

皆さんのご参加をお待ちしております。 (s.m)

「しずびチビッこプログラム」、展覧会ごとに開催しております!

2012/08/14

 昨年度より、毎回多くのお申込みを頂いている「しずびチビッこプログラム」。2歳以上の未就学児を対象とした、開催中の展覧会に関連したアートプログラムで、保護者の方には展覧会をゆっくりご鑑賞頂きます。 

 それではさっそく、5/26(土)、6/30(土)に行ったチビッこプログラムの模様をご紹介したいと思います!
 
 

まずは、5/26(土)に行った「森村泰昌モリエンナーレ まねぶ美術史」展の「しずびチビッこプログラム」から。
 
 プログラム恒例、ニョロクッションをつなげてあそんだ後に...


 
 


 子ども達と一緒に、森村さんが描いた絵を鑑賞します。 


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 「なにがみえるかな?」という問いかけに、子ども達は次々に形を発見!
 「ひとがいるよ!」「家がある!」「お月さまがでているよ!」


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 抽象的な作品の中から、さまざまなものが見えてきます。
 「どんな形がみえてくる?」
 「まるとか、さんかくとか、しかくがあるよ!」

 

 そうです、今回のテーマは「○△□をつかって絵を描こう!」というもの。
 みんなで鑑賞した、森村さんの絵がヒントになっています。
 
 まずは、大きさ、色が様々な○△□のかたちの紙のパズルで作品づくり。


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 「これロケットだよ!」「でんしゃだよ!」「きんぎょさん!」

 

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 普段から積み木や絵本で○△□のかたちに親しんでいる子ども達にとってはお手のもの。
すいすいとつくっていきます。
 


 できあがった作品は「ラミネート屋さん」がラミネートをかけてくれます。
子ども達に大好評でした。 

 

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 次はいよいよ○△□をつかって絵を描いていきます!
使うものは、○△□のかたちにくり抜いた型枠と...


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 お手製タンポとアクリル絵の具。


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 好きな色の絵の具をタンポにつけたら、型枠を紙にあてて、力をこめてポンポン、グリグリ。
続いて、別の色をタンポにつけて、もう一度紙に押し付けると...
色と色が重なりあって、思わぬ仕上がりになります!


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 お気に入りの色を何度も何度もつけて出来上がりを楽しむ子、


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 お母さんの顔を描いた子もいました!

 

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 アクリル絵の具は速乾性があるため、何層にも重ねた分だけ、深い色味に仕上がっていきます。

 

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 押した後の型枠もなんだか誇らしげ。


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 ○△□のかたちを組み合わせる楽しさ、アクリル絵の具の面白さを体験した子ども達でした。


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 続きまして、6/30(土)に開催した、「七夕の美術―日本近世・近代の美術に見る」展 のしずびチビッこプログラムの様子をご紹介します。
 
 
 ちょうど時期も七夕前ということで、今回はしずびオリジナルの短冊づくりに挑戦しました!
 
 まずは、展覧会出品作品を鑑賞。
昔の七夕の風景や、現代にはない昔の七夕飾りを一緒に見ていきます。
 
 象徴的なものは、「梶の葉」。
梶の木が和紙の原料だったことから、お習字の上達を願って飾られたそうです。
昔は、この梶の葉に五・七・五・七・七の歌を書いたことを伝えると、子ども達もびっくり。
"かじのは"という言葉も気に入ったようです。 


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 今回は、この梶の葉と、五色の紙をあしらった短冊づくりを行います。
 
 まずは大きめにカットした短冊を水にひたして、

 

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続いて、5色の水彩絵の具から好きな色を選んで、紙に染み込ませていきます。


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 水で濡らしているので、絵の具はどんどん広がっていきます。
次に、違う色を染み込ませると色と色が混ざり合って思わぬ仕上がりになります。


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 さっそく子ども達も短冊を水にひたし、思い思いに色をしみこませていきます。

 

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 どんどん変化していく色に、子どもたちは夢中!
丈夫な不織布を用意したので、どれだけ色を重ねてもびくともしません。


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子ども達の作品を吊り下げた様子は壮観です!
色鮮やかで、どれ一つとして、同じものはありません。


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子ども達もダイナミックに筆を動かし、本当に楽しそう。
スタッフも、これまでにない大胆な表現が見られ、大興奮でした!

 

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短冊が乾くのを待つあいだ、、、
展覧会出品作の目玉である、もう一つの七夕の物語といわれる絵巻物《天稚彦物語》を紙芝居風にして、子ども達に読み聞かせました。

 

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みんなが知っている彦星と織姫が出てくる七夕のお話とは違い、大蛇や鬼が出てきたりと、ちょっとこわーい場面も。子ども達の表情は真剣そのものでした。

 

 

最後の仕上げに移ります。
あらかじめ用意しておいた梶の葉と五色の紙飾りを、穴をあけた短冊にこよりに通してくくりつけていきます。スタッフに手伝ってもらいながら、一生懸命つけます。
自分でやれたことが、うれしい子ども達です。

 

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そして、もう一度、ヒモに吊るして、お父さん、お母さんをお出迎え。
きれいだねー、すてきだねー、と歓声があがりました。


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旧七夕ももうすぐですね。
さて、七夕の美術展も、残すところあと1週間となりました!まだご覧になっていない方はぜひ、静岡市美術館までお越しください! (s.m)

 

8/26(日) P・バラカン×B・オズボーントークイベント 当日の内容を少しだけ紹介!

2012/08/10


ブロードキャスターとして活躍中のピーター・バラカン氏を案内役に迎え、
美術や音楽の基底にある、人が「アートする」という行為はどのようなものか?
毎回様々なジャンルをとおして考える本イベント。


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第6回目は「音楽と写真」をテーマに、8/26(日)13:00~開催します。

 

今回のゲストは、当館多目的室にて「親子写真展」を開催中の
写真家、ブルース・オズボーンさんです。

 


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(c) Bruce Osborn / ozone inc.


レコードやCDに欠かせないそのアートワーク。

今回はお二人に、レコードジャケットや、その写真にまつわるエピソードなどを、
音楽とともにご紹介いただきます。


iPod等のデジタル音楽プレイヤーの普及とともに、
CDやレコードジャケットを手にする機会が減った方も多いと思います。


また、テレビ等のメディアが今よりも発達していなかった時代、
1つの曲にまつわる視覚的イメージは、今よりもずっと限られていたのではないでしょうか。

コンサート等で生演奏に触れる機会も少なかったこの時代、
レコードのアートワークが唯一の、 ミュージシャンや曲から連想できるイメージだった
と言ってもいいのかもしれません。


オズボーンさんは、アメリカ、日本で数々のミュージシャンのアーティスト写真を
手がけてこられました。


1970年代半ばより、全米に配布されていた音楽情報誌
『Phonograph Record Magazine』にてカメラマンの仕事をスタート。

ローリング・ストーンズのロン・ウッド、エタ・ジェイムズ、ウォーレン・ジヴォン、アバ、
エレクトリック・ライト・オーケストラ(ELO)などの写真を新たな視点から撮り下ろし、
注目を集めました。



日々音楽を紹介する側にいるピーターさんと、
その音楽のアートワークを撮り続けてきたブルースさん。

一体どんなレコードを紹介いただけるのか、とても楽しみですね!


また、ビートルズなど伝説のアーティストが生まれた60年代ロンドンで生まれ育ったピーターさん。
同時期の、カウンターカルチャーまっただ中のアメリカ西海岸で青春期を迎えたブルースさん。

音楽や文化にとって濃密な時間が流れたこの60年代に、
お二人は何を聴き、何を想ったのでしょうか。


音楽だけでなく、それにまつわるアートワークについても語る、なんとも贅沢なイベントです!



実は・・・お二人に、当日紹介するレコードを1枚だけ、教えていただきました!


まずはピーターさんが選んだ一枚はこちら。

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「このアルバムに収録されている音楽を、この写真は完璧に表しています。」 

― ピーター・バラカン


言わずとしれたTHE BANDの最高傑作「THE BAND」。
俗に「ブラウンアルバム」と呼ばれていますね。

ピーターさんのコメント、
端的に、的確に、このレコードの音とイメージについて言い当てておられてますね!


若いのにそのすべてが渋すぎる!
そして、古い音楽の伝統を新しく解釈した音、というところでしょうか。

当日はどの曲をご紹介いただけるのかも楽しみですね。



次はブルースさんの選んだ一枚はこちら!


 

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「1976年にリリースされたBoz Scaggsのアルバム「Silk Degrees」は、そのジャケット共々、
その後のミュージックシーンに大きな影響を及ぼしました。
このアルバムの写真を撮ったのはMoshe Brakhaです。
彼のファッション写真的な技法と、情熱的な表現は、とっても魅惑的で神秘的で、
Mosheイメージによって、Scaggsの音楽が、さらに高い評価を得られたと思います。
このレコードの写真でグラミー賞をとった時、
MosheはArt Center College of Designを卒業して間もなくの頃で、
その後も音楽業界への偉業を数々残しました。」

― ブルース・オズボーン



Boz Scaggsの出世作。こちらも名盤中の名盤ですね。
Boz Scaggsは、「Silk Degrees」で今までのサウンドをより洗練させ、
アルバム・ジャケットのイメージも一新。
その後AOR(Adult-Oriented Rock)という新たなジャンルを切り開き、
流行の先端をいくミュージシャンになりましたね。


当日はもちろんこのほかにもたくさんのレコードをご紹介いただきます!



なお、当日は「ブルース・オズボーン 親子写真展~未来の私たちへの贈り物~」最終日!
氏のライフワークである親子写真についてもお話しいただきます。

※本イベント開催のため、8 月26 日(日)は16 時まで写真展をご覧いただくことができません。
予めご了承ください。


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本イベントの詳細、お申込みはこちら

申込締切日は8/14(火)です!


この機会をお見逃しなく!!!


(m.y)

「しずびオープンアトリエ "折形"とあそぼう!」8/1よりスタート!

2012/07/29

 

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春・夏の年2回、期間限定でオープンする「しずびオープンアトリエ」。
これまで、開催中の展覧会に関連した、オリジナル創作プログラムを実施してきました。


昨年の夏は「没後150年 歌川国芳展」に合わせ、
国芳の迫力満点の大判三枚続の作品をもとに、飛び出すカードづくりをしたり...
http://www.shizubi.jp/blog/2011/07/post-51.php


春には「竹久夢二と静岡ゆかりの美術」展に合わせ、
夢二作品をもとにした手作り「消しごむハンコ」を使って、
オリジナルレターセットやカレンダーをつくりました。
http://www.shizubi.jp/blog/2012/02/post-72.php



さて今回は、ただ今開催中の
「七夕の美術-日本近世・近代の美術工芸にみる」展にあわせ、
七夕などの日本の年中行事とも深い関わりをもつ
"折形(おりがた)"をテーマにしました。


ところでみなさん、"折形(おりがた)"ということばを知っていますか?


"折形"とは、室町時代から続く「贈るものを紙で包む」方法で、日本の伝統文化です。
戦前までは、人々の暮らしの中にあったものですが、
最近では、あまり見かけなくなりました。



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展示作品の中にも、"折形(おりがた)"が描かれているんですよ。
昔の人々にとっては、身近なものだったようですね。


"折形(おりがた)"の特徴は、
"相手への気持ちを込めて、贈り物を包む"ことにあります。


今回は、お子さんから大人まで楽しめる、そして生活の中で役立つ、
6つのプログラムを用意しました。


「七夕の美術-日本近世・近代の美術工芸にみる」展にちなんだプログラムもありますよ!


今日はその内容を少しだけご紹介します。

 

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1.草花包み

大切なあの人に似合う草花を選んで包み込みます。
子ども用、大人用と2種類の折形を用意しました。
  


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2.種包み

突然ですが、"もう一つの七夕"
「天稚彦(あめわかひこ)の物語」を知っていますか?

私たちが子どものころから知っている、織姫と彦星の物語とは違う、
日本独自の七夕の物語なんです。

そのお話の中に登場する"ひさご"の種にちなんで、種を包んで贈ります。




「地面に埋めればあっという間につるが伸びて
  天まで人を運ぶ、この魔法の"ひさご"にのって空へ昇ろうと思った。」

            もう一つの七夕の物語-「天稚彦(天稚彦)の物語」」より抜粋



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《七夕のさうし》専修大学図書館(部分)【後期】(会期中展示替えあり)    

 


 


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3.絵巻包み

「天稚彦(あめわかひこ)の物語」の絵巻を包んで、
大切なあの人に"もう一つの七夕の物語"を教えてあげましょう。

      

 

「天稚彦(あめわかひこ)の物語」には、こんなシーンもあります...!


七夕絵06_cl.jpg    



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《七夕のさうし》専修大学図書館(部分)【後期】(会期中展示替えあり)

    


ぜひ展示室で、本物の絵巻をご覧ください!


    

 
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4.お守り袋

大切なあの人に似合うお香を選び、願い事を書いた紙とともに包み込みます。        


幸せが逃げないように、また、良いことが二重に重なるように、
最後に"二重守り袋結び"をします。
 

結びはちょっと難しいので中学生以上です。
でも、小学生の参加者のために、結んだ紐も用意していますのでご安心ください!



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5.年玉包み(大人向け)

折り鶴が可愛いぽち袋。
お金だけではなく、お手紙やお菓子など入れてもいいですね。
 


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6.祝い包み(大人向け)


日常の中で目にすることの多い"折形"「結婚祝い包み」。
折り方と一緒にその意味も学べます。


お友だちの結婚祝いや、習い事のお月謝袋等、
自分で折ることができたら、とっても素敵ですね!


.
..以上、6つのプログラムを用意しました。
オープンアトリエは、毎回リピーターの方が多いワークショップです。
1つと言わず、ぜひ6つともチャレンジしてみてください。

そして、皆さんの生活の中に、"折形"を取り入れていただけると嬉しいです。
 

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オープンアトリエでは、地元の大学生ボランティアさんが、
参加者の皆さんの制作をサポートします。

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先日、みんなで折形の練習会をしました。
「難しい作業もあるけど、完成した時の喜びは一入ですね!」とT君。

 

この夏、"折形"に挑戦してみませんか?
ワークショップ室でお待ちしております!


しずびオープンアトリエ "折形"とあそぼう!詳細はこちら


(m.y)

「ブルース・オズボーン 親子写真展」本日より開催!

2012/07/22


本日7月22日(日)から8月26日(日)まで、静岡市美術館 多目的室にて

「ブルース・オズボーン 親子写真展 ~未来の私たちへの贈り物~」を開催中です。


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写真家のブルース・オズボーンさんは、自身のライフワークとして
30年前から「親子」をテーマに写真を撮り続けてきました。

 

今までに撮影した親子は3,500組を超えます。

 

また、10年前から7月の第4日曜日を「親子の日」とし、
親と子が向き合い、お互いの絆を強めるきっかけの1日にしようと提唱しています。

 

...つまり、今日がその「親子の日」なのです!

 

毎年親子の日には100組の親子を撮影し、その活動も今日で10周年を迎えます。


 

今日も東京のスタジオで、オズボーンさんは100組の親子を撮影中とのこと!

 

6月17日(日)、ここ静岡市美術館でもオズボーンさんによる親子撮影会を開催しました。
(当日のワークショップの様子はこちら

 

 

その際撮影した、静岡の親子20組の写真に、
オズボーンさんが30年間に渡り撮り続けてきた貴重な親子写真52点を加えた、
計72点を展示しています。

 



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 静岡の親子20組の中には、なんと田辺静岡市長親子のお写真も!

 

 


その他にも...

 

 

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さまざまなジャンルで活躍するの著名人親子の写真がずらりと並びます。

 

「あの人のお母さん(お父さん、お子さん...)、こんな方だったんだ!」


「やっぱり似てる!」

...と、作品を見ていると話しが尽きません。


 

初日である今日、早速「親子撮影会」に参加されたご家族が観に来てくださいました!


 

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観覧無料ですので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。



「ブルース・オズボーン 親子写真展 ~未来の私たちへの贈り物~」


詳細はこちら




(m.y)

6/17、親子撮影会を開催しました!

2012/06/24

6月17日、プレゼントワークショップvol.5
「親子の日だ!ブルース・オズボーン 親子撮影会 ~未来の私たちへの贈り物~」
を開催しました。 

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当館のワークショップシリーズのひとつ「プレゼントワークショップ」は、

母の日、父の日などの記念日に合わせ、
家族や大切な人への想いをかたちにし、プレゼントをつくるワークショップです。

「作って、贈る」ことから生まれるコミュニケーションに主眼を置きます。



今年度は、
5月13日に母の日ワークショップ
(1週間早いですが)6月10日に父の日ワークショップ
を開催しました。


5月の第2日曜日が「母の日」。
6月の第3日曜日が「父の日」。
じゃあ、7月の第4日曜日を「親子の日」にしよう!

年に一度、親と子が向かい合う日があったっていいじゃないか。

そして、親と子が向き合い、お互いの絆を強めるきっかけの1日にしよう!



・・・と10年前から提唱されている方が、
今回の講師で写真家のブルース・オズボーンさんです。


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また、オズボーンさんは自身のライフワークとして
30年前から「親子」をテーマに写真を撮り続けています。
今までに撮影した親子は、なんと3,500組を超えます!



毎年親子の日には親子撮影会を開催し、なんと1日で100組の親子を撮影!
今年でその活動も10周年を迎えます。(親子の日HP



今回、ここ静岡市美術館でも、オズボーンさんによる親子撮影会を開催。
当日は21組の親子が参加しました。

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オズボーンさんは、とっても笑顔が素敵で元気いっぱい! 

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みなさん、最初は緊張気味でしたが...

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オズボーンさんたちの掛け声に合わせ、体を動かすうちに
少しずつ表情が柔らかくなっていきます。


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会場にはオズボーンさんの選曲による楽しい音楽が流れ、
見ている私たちまで自然と体が動きます。


  
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飛んだり、跳ねたり、走ったり、

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寝転がったり、抱き合ったり、肩車したり...


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汗だくになりながらの撮影!

  



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最初は泣き顔だった女の子も...



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オズボーンさんがカメラを向けると、自然と笑顔に!




そして、今回はなんと...!





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田辺静岡市長とご両親にもご参加いただきました。


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市長の素敵な笑顔は、ご両親譲りだったのですね!




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参加者の中には、さまざまなアイテムや衣装を持ってきてくださった方も!


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そして、撮影の合間に、10年後の自分たちへ宛てた手紙を書きます。



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今回、この親子撮影会を
「プレゼントワークショップ」シリーズとして実施したのは、


オズボーンさんに撮っていただいた親子写真と、
10年後の自分に宛てた手紙を
未来の私たちへの贈り物にしてほしい、と考えたからです。

 


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皆さんに書いていただいたお手紙は、
後日現像した写真と共にマットに入れ、プレゼント。


10年後の親子の日...2022年7月24日に、
親子で、家族で、このマットを開け、手紙を読んでください。


イメージは、平面タイムカプセル!です。



そして、オズボーンさんに撮っていただいた写真を、
みんなで、改めて、見てください。


オズボーンさんの撮る親子写真は、
親子の目には見えない絆やつながりを、
未来の私たちへ残し、伝えてくれるメッセンジャーです。



10年後の親子の日、みんなはどこで、何をしているでしょう。


今日の日を思い出して、10年後も、親子で、笑って、過ごせますように。

 


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最後にみんなで集合写真!




今回オズボーンさんに撮影いただいた20組の親子写真は、
7月22日(日)の親子の日から8月26日(日)まで
静岡市美術館 多目的室で展示します

 
親子写真展DM_表_大.jpgのサムネール画像



静岡の親子写真と併せて、オズボーンさんが長年撮り続けてこられた
貴重な親子写真数十点も展示します!
みなさんも知っている有名人の親子写真も多数展示予定です。

皆さん、ぜひお越しください!


会   期:2012年7月22日(日)~8月26日(日)10:00~19:00 観覧無料
会    場:多目的室
休館日:毎週月曜 但し8月13日(月)は臨時開館
            8月7日(火・終日)、8月26日(日・16時まで)は他事業開催のため観覧いただけません。




また、静岡市美術館ミュージアムショップでは、
入手困難なオズボーンさんの親子写真集等を取り揃えております!
他ではなかなか手に入りません!
数量に限りがありますので、ご希望の方はお早めにお買い求めください。

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※掲載しているカラー写真は、美術館スタッフが撮影したものです。
オズボーンさんの撮影した親子写真は、ぜひ写真展会場でご覧ください!


(m.y)


6/10 『父の日だ!2世代で贈るプレゼントづくり』を開催しました!

2012/06/23

 

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父の日より1週間早い6月10日(日)に、
プレゼントワークショップvol.4
『父の日だ!2世代で贈るプレゼントづくり』を開催しました。


参加してくれたのは、小学生とそのお父さん9組18名。

タイトルにもあるように、子どもからお父さんへ、お父さんからおじいちゃんへ、
2世代でプレゼントを贈り感謝の気持ちを伝えよう、
というのがこのワークショップのコンセプトです。

お父さんにも参加してもらうワークショップは当館初の試みで、申込が心配されましたが、
当日はちょっと照れながらも輝くような笑顔で、親子そろって参加してくれました!



さっそく、ワークショップの様子をご紹介します。

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まずはじめに、子どもとお父さんは別々の席にすわって、
"お父さんチェックシート"に挑戦。

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もちろん、お父さんもおじいちゃんのチェックシートに挑戦します。

「お父さんの趣味は?」
「お休みの日は何してる?」
「お父さんとのいちばんの思い出は?」

ちょっと苦戦ぎみな子ども達も、お父さんのことを考えている様子はうれしそうです。


 
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チェックシートの次は、カンディンスキー、クレーら著名な美術家の抽象絵画を鑑賞します。

「どんなかたちが見えるかな?」の問いかけに、
こちらが狙っていた通りの答えが。

「まるとか、さんかくとか、しかくとか!」

「あ、森の中にねこがいる!」

その後、今回のワークショップの原案にもなった、
開催中の展覧会「森村泰昌モリエンナーレ学ぶ美術史」出品作である、
森村さんが描いた絵をじっくり鑑賞します。

子ども達は●▲■を基調とした抽象的な作品を自由に何かに見立て、
どんどんと声に出していきます。

お父さん達も、なるほど~と感心した様子。
 

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ここで初めて、今回制作するものについての説明を。


「●▲■でお父さんとの思い出をTシャツに描きます!」


そう、今回は「お父さんとの思い出」という、
絵で表現しようとするとちょっと難しいテーマを、
●▲■という形を使って、子どもたちでも簡単に、
照れてしまいがちなお父さんも気軽に取り組んでもらおうというものです。
 

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ここから、子どもとお父さんは隣同士で座って、制作開始。

Tシャツに描く前に、●▲■の様々なパズルをつかって
「お父さんとの思い出」の下図を作っていきます。


「お父さんと川に魚釣りにいった時のようすだよ!」

「お父さんと工作して遊んだ思い出にしたいんだけど...」

お父さんの下図を覗き込んだり、相談に乗ってもらったり。お父さんも子ども達もとても楽しそう。
 
 

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いよいよ、本番です。

●▲■に切り抜いた型枠をTシャツに当て、
その上から布用インクをしみこませたスポンジで、
ポンポンと押していきます。

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用意した色は7色ですが、
色と色を重ね合わせればとても面白い表現ができあがります!

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お父さん達は真剣そのもの、お一人お一人、
こだわって作っていらっしゃいました。


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仕上げはドライヤーを20秒ほど当てて、色を定着させます。
 

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終わった人から、おじいちゃんが来るまでの時間を利用して、
子どももお父さんも、お父さんに向けてお手紙を書きます。

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おじいちゃんが到着されたところで、みんなで一斉にTシャツを手渡し。


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せっかくなので、お父さん、おじいちゃんにTシャツを着てもらいました!
 
 

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そして、一列にならんで記念撮影。

お父さんも子どもも、みんないい表情をしていますね。


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普段はお仕事などで忙しいお父さんと、
ワイワイいいながら、時にはケンカしながら?
半日がかりでTシャツを制作。


お父さんについて、お父さんと自分との関係について
じっくり考える機会にもなりました。


こうやって、お父さんと一緒に、Tシャツづくりをしたという思い出自体が、
父の日の思い出として、ずっと子ども達の心の中に残ってくれればいいなと感じた、
スタッフたちもとても幸せな気持ちになれた一日でした。



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お父さんとの工作の思い出 ハサミが効いてます!

(s.m)

 

母の日ワークショップを開催しました。

2012/05/17

 

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5月13日の母の日に
プレゼントワークショップvol.3
「母の日だ!2世代で贈るプレゼントづくり」を開催しました。

昨年度よりスタートした"プレゼントワークショップシリーズ"。

記念日に合わせて、家族や大切な人へ贈る、
プレゼントをつくるワークショップです。
プレゼントを「つくって、贈る」ことの大切さや、
そこから生まれるコミュニケーションを見つめ直します。

vol.1は父の日に(当日の様子はこちら
vol.2は敬老の日に(当日の様子はこちら
そして3回目である今回は、母の日に実施しました。


今回は子どもからお母さんへ、お母さんからおばあちゃんへ、
2世代でプレゼントをつくって贈り、
いつもお世話になっているお母さんへ、感謝の気持ちを伝えます。


プレゼントは"オーブン陶土"という、自宅のオーブンで焼くことのできる
陶芸用粘土3色(ベージュ・赤・黒)を使用して
土の風鈴...土鈴(どれい)をつくりました。

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母の日のシンボルと言えば"カーネーション"ですが、
今日は参加者ひとりひとりが、カーネーションに代わるお母さんのシンボルを考え、
それをモチーフに風鈴をつくります。


まずは、お母さんワークシートにチャレンジ。

お母さんお名前は? 年齢は? 好きな食べ物は?

お母さんのことをどのくらい知っているか、
かんたんな問題に答えてもらいました。

お母さんたちも一緒にチャレンジ。

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次に、もう少し深く、お母さんについて考えてもらいます。
お母さんのどこが好き? お母さんとのいちばんの思い出は?

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この内容をヒントに、カーネーションに代わる、
自分のお母さんだけのシンボルを考えます。

音楽が好きなお母さんは、音符のかたち。
お料理が得意なお母さんは、エプロンやお鍋のかたち。
ディズニーランドの思い出をもとに、ミッキーマウスの顔のかたち。
などなど。


成形後は、"どべ"という、同じ粘土を水で溶いて泥のようにしたものを、表面に塗ります。

ベースとは色違いの"どべ"を塗り、

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その表面を竹串でひっかく"掻き落とし"という技法を用いて絵を描きます。

 
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そうすると...ベースの色の線が引けます。

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風鈴の"リンリン"と鳴る玉の部分も、思い思いの形に仕上げます。

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作品完成後、お母さんに手紙を書きます。

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午後4時。おばあちゃんの到着です。

作品の上にかけていた目隠しを一斉にはずして...

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子どもからお母さんへ。お母さんからおばあちゃんへ。
2世代で同時に手作り風鈴をプレゼント。


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どんな想いでつくったのか、お母さんとの今までの思い出とともに、お母さんに伝えます。

お母さんからおばあちゃんへプレゼントを渡すとき、
子どもたちは熱心にその話を聞いていました。

お母さんとおばあちゃんにも、ふたりだけの大切な思い出があるんだね。

その後も、お手紙を渡したり、お母さんワークシートの答え合わせをしてもらったり、
しばらく会場は、みんなの笑い声で溢れていました。

風鈴は、3日~1週間程度乾燥させた後、
オーブン等で焼くと素焼きのような風合いになります。
ひもを通して風鈴のかたちにすると、"カラン、コロン"と素朴な音がします。


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風鈴のかたちによって、ひとつひとつ音がちがうんですよ。

みんなの風鈴はどんな音がするのかな?
お母さんの風鈴と聞き比べてみてくださいね!



最後に、現在申込み受付中のプレゼントワークショップのお知らせです。
来月は2回も開催します!

vol.4 6月10日(日) 父の日だ!2世代でつくるプレゼントづくり」
(※父の日当日ではありませんのでご注意ください。)

Vol.5 6月17日(日) 「親子の日だ!ブルース・オズボーン 親子写真展 ~未来の私たちへの贈り物~」

どちらも申込締切日は5月31日(木)です。
皆さんからのたくさんのご応募、お待ちしております!

(m.y)

3/20「春分の日だ!春もようのパンをつくろう」を開催しました。

2012/04/07

 

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3月20日春分の日に、ドミニック・ジュラン静岡駅前店の協力のもと、
暦とあそぶワークショップvol.1
「春分の日だ!春もようのパンをつくろう」を開催しました。


今回作るのは、食べられるパンではなく、飾ることを目的とした"飾りパン"です。

フランスやドイツには伝統的な飾りパンの文化がありますが、
日本では飾りパン自体、あまり知られていません。

今回の講師、ドンクのグランシェフ・江﨑さんは、
日本における飾りパンの第一人者です。



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今回は、江﨑さんから直接飾りパンづくりを教えていただける貴重な機会。
また、江﨑さんのほか、5名のパン職人さんが丁寧に作り方を指導してくださいました。


まず、当日は"春分の日"ということで、
みなさんに"春"について考えていただきました。


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春といえば? 春に食べるものは? 春に咲く花は?
「入学式! 桜! いちご! つくし!」
思い浮かんだものを、みんなでワークシートに書きこんでいきます。


次に、開催中の展覧会「竹久夢二と静岡ゆかりの美術」展(3/25終了)をみんなで鑑賞。
今日は、夢二の作品の中から春のもようを見つけ、それを飾りパンのテーマにします。



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椿に桜、ふきのとう、いちご、よもぎの葉...
作品をよーく見てみると、春をイメージさせるモチーフがいっぱい。


ワークショップ室へ戻り、展示室で見つけた春のもようと、
ワークシートに書きだしたみなさんの春のイメージを合わせ、
飾りパンのイメージを絵にします。


下書きが完成したら、早速飾りパンづくりに入ります。


まずは伝統的な飾りパンのモチーフ、チューリップ作りに挑戦です。


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あらかじめご用意いただいた土台と、カラフルな色の生地。



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江﨑先生の作り方をよーく見て...


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みんなもさっそくチューリップ作りに挑戦です。



約1時間で、みなさん素敵なチューリッププレートが完成。

次に、チューリップ作りで学んだ飾りパンの技術を活かし、
本番の"春もよう"の飾りパンづくりに入ります。



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そして...完成した飾りパンがこちら!

みなさん、はじめてとは思えないほど素晴らしい作品が出来上がりました。



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最後に...江﨑さんからみなさんにバラの飾りパンのプレゼントが!
参加者の皆さんのために、丸3日かけて作ってくださったそうです。


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 ワークショップ終了後、みなさんの飾りパンは
地下1階のドミニック・ジュラン静岡駅前店へ運び、焼き上げた後、
再びワークショップ室へ移動し、ニスを塗ります。


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ニスを塗って完成した作品がこちら。




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作品には夢二作品の中から見つけた春や、
皆さんの春のイメージのモチーフがいっぱい。

皆さん、ぜひお家に飾ってくださいね!


暦とあそぶワークショップは今年度も継続して実施していきます。
次回をどうぞお楽しみに!





さて、昨年度は計114回のワークショップを実施し、
なんと1,193名の方にご参加いただきました!

今年度もさまざまなワークショップを開催していきますので、
皆さんHPをこまめにチェックしてくださいね。


只今参加者募集中のワークショップはこちらです。

「母の日だ!2世代で贈るプレゼントづくり」

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(m.y)


 

『しずびチビッこプログラム』、ダイジェストでお送りします...!

2012/03/08

去る2月11日(土・祝)、『しずびチビッこプログラム 第5回』を実施しました。
今回で5回目、いつもたくさんのご応募、ありがとうございます!

このイベントは、小さな子ども達(2歳以上の未就学児)がアートプログラムを体験している間、保護者の方には展覧会鑑賞を楽しんでいただくというもの。

さっそく、第5回の様子をご報告します!
まずはじめは、チビッこプログラム恒例の、フリース素材の、ファスナーでつながる『巨大ニョロクッション』をみんなで完成させよう!の時間です。

アーティスト関野宏子さんが手掛けた『巨大ニョロ』さんは、子ども達みんなの人気者!ちょっと緊張気味の子ども達の心をすぐにほぐしてくれるのです。


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みんなで力を合わせて『巨大ニョロ』さんを運んだら、
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メインプログラムのはじまりです!
子ども達は「今日は何するの~?」と興味津々。
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今回は、開催中の「竹久夢二と静岡ゆかりの美術」展の関連イベントでもおなじみの、http://www.shizubi.jp/blog/2012/02/post-72.php(過去ブログ、チェックしてくださいね)
夢二が描いた図柄のハンコと日本の文様のハンコを使って、オリジナルのもようをつくろう、というものを楽しみました!

 

まずは、ハンコを選んで、スタンプ台を選んで、、
 
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えいっと押していきます。

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小さい子どもの手には少し大きめのハンコ。
ちょっと難しかったかな、、と思いつつも、
子ども達の勢いは止まりません!
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たとえば、イチゴの実は赤系、葉っぱは緑系で...
なんて、大人だったから選びがちですが、
子ども達は自由です!
こんな、ブルーベリーのようなイチゴになりました。
 
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まだまだ続きます。
イチゴのへたは「おうかん!!」・・・たしかに^^
椿の花は「ふうせんだよ!!」・・・なるほど!
 
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ハンコを押して、現れた形を自由に楽しむ子ども達。
おじいちゃん、おばあちゃんたちに「ポストカード」を、
自分用に「らくがき帳」を、
おかあさんへのプレゼントに「カレンダー」をつくりましたよ♪
  

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続いて、すっかり遅くなってしまった第2回、第3回のチビッこプログラムの模様もあわせてご報告させてください。

第2回では、「歌川国芳」展に関連したプログラムを行いました。


まずは、江戸時代の人たちも楽しんだという"影絵あそび"を子ども達も体験!
国芳が描いたモチーフのシルエット当て...(幕末の影絵指南書からも出題しましたよ♪)
 

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続いて、手影絵あそびです。


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こんなものも投影してみました♪
 

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つぎに、大の猫好きだった国芳の《其まゝ地口猫飼好五十三疋》のネコシールを貼って、
お話や、しおりをつくりましたよ♪

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続いて 第3回も、お送りします!

第3回は「セガンティーニ」展に関連した内容で、マスキングテープを使って絵を描きました。
まずは、セガンティーニが描いた絵をみんなで鑑賞します。
「空がきれいだね~」
「牛さんがよだれたらしてる!」...お水を飲んでいるのですけどね^^
 
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つづいてセガンティーニさんの「パレット」をつくろう!です。
パステル調のテープを絵の具に見立てて、紙のパレットに貼っていきます。
 

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パレットが出来上がったところで、、
いよいよ「テープ」で絵を描いていきます!
セガンティーニが描いた牛型の紙に、いろんな色のテープを組み合わせて、

貼っていくと、
 

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こんなにカラフルな牛ができあがりました!
子ども達は、一枚一枚、こだわりをもって、貼り合わせているのですよ!

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その後、みんなの牛を、セガンティーニの絵の背景に配置してみました。
 
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牛さんを遊ばせている子もいましたよ^^

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カラフルな牛さんは、セガンティーニの額の中に配置して、
まわりも、テープで描いていきます。


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ぜひ、家で飾ってくださいね♪


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「しずびチビッこプログラム」は来年度以降も続きます!
年間スケジュールもアップされておりますので、
「この展覧会は鑑賞したい!」という親御さん、ぜひ、チビッこプログラムも合わせてお申込みくださいね。
これからも、小さな子ども達のための、楽しいアートプログラムを実施していきます!
(s.m)

週末は静岡市美術館へ!

2012/02/17

「竹久夢二と静岡ゆかりの美術」展は、明日から後期展示がスタートします。

後期展示では、第3章の内容が一新します!

平野富山(ひらのふざん)は静岡市(江尻)生まれの彩色木彫家です。
仏画を木彫に描くような精緻で迫真的な描写力は、布目の質感までも再現しています。

ぜひ間近で、じっくり、ご覧ください!


さて、今週末も「しずびオープンアトリエ はんこでつくろ!夢二デザイン」を開催します。




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先週は各回とも、開始10分前にはチケットが完売してしまったため、
せっかく足を運んでいただいたにもかかわらず、
ご参加いただけなかったお客様もいらしたかと思います。
申し訳ありませんでした。

チケットは当日朝10時より、当館インフォメーションにて販売しております。
参加ご希望のお客様は、少し早めにお越しいただき、チケットをご購入いただければ幸いです。

当日は、展示室への再入場も可能ですので(スタッフが日付印を押印します)
オープンアトリエと併せて、ぜひ展覧会もご覧ください。

チケットをご購入いただき、展覧会をご観覧いただいた後、オープンアトリエ...
というプランがおすすめです!

オープンアトリエは、作品をより深く理解できる内容となっています。

開始してまだ4回目ですが、5つあるプログラムのすべてを体験いただいた方も!

すでにご参加いただいた方も、まだの方も、週末はぜひ静岡市美術館へ!




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(m.y)

2/26 ピーター・バラカンの「音を見る。アートを聴く。」 第5回のお知らせ

2012/02/10

2/26(日)に開催するトークイベント
「ピーター・バラカンの『音を見る。アートを聴く。』」
第5回「現代音楽をあそぶ」のお知らせです。

「現代音楽」と聞くと「難解なもの」という印象をもたれる方が多いのではないでしょうか。

ですが、実は私たちが普段耳にしているポピュラーミュージックやロックの中にも、
現代音楽の方法を生かした作品を聴くことができます。
それらの音楽を耳にした私たちは、決して「難解なもの」として捉えていません。

今回のイベントでは、身近なポピュラーミュージックなどを通して現代音楽を聴き、
本来あるべき音楽の姿としての「楽しさ」を、現代音楽の中に見てみようと思います。


今回のゲストは、キーボード奏者、作曲家、映像作家、フォトグラファー、ライトペインティング作家等、
多方面で活躍中のモーガン・フィッシャーさんです。


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フィッシャーさんのプロフィールはこちらをご覧ください。

 


今日は、当日の内容を少しだけご紹介します。


その1:フィッシャーさん秘蔵の、珍しい楽器の生演奏!

 

アナログからデジタルまで、種類や時代を越えた素晴らしい楽器コレクションをお持ちのフィッシャーさん。
当日は、その中からいくつかの楽器をお持ちいただき、演奏してくださいます!

 

どのような楽器かというと...


・Triadex Muse


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約40年前につくられた、シンセサイザーの原型ともいうべき楽器です。

 

その他にも...
 

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見たことのない楽器ばかり!

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一体どんな音がするのでしょうか...

 




当日の演奏が楽しみです!

 


その2:ライブサンプリングによる曲作りも!


現代音楽家として有名なスティーヴ・ライヒも、この手法を用いて作曲しています。
実際にミニマルミュージックが生まれる現場を、みなさんにも味わっていただければ幸いです。



さて、最後にフィッシャーさんからの問題です。


この文章は、いったい誰が、いつ、書いたものでしょうか?

 




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答えは当日のイベントでフィッシャーさんよりご紹介します!
(後日ブログにもアップします)



さて、こちらのイベントの申込締切日は2/14(火)となります。
皆さまのお申込み、お待ちしております!
※応募者多数の場合は抽選となります。予めご了承ください。


イベントの詳細、お申し込みはこちらです。


(m.y)

しずびオープンアトリエ、はじまりました!

2012/02/08

2/4(土)からスタートした
しずびオープンアトリエ「はんこでつくろ!夢二デザイン」。
初回からたくさんの方にご参加いただきました!ありがとうございます。

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今日はオープンアトリエの内容や、当日の様子をご紹介します。
これから3/25(日)まで、毎週土日に1日2回開催しますので、
皆さんぜひご参加ください!(2/11(土)はおやすみです。)

今回のオープンアトリエでは、
只今開催中の展覧会「竹久夢二と静岡ゆかりの美術」展に合わせ、
夢二作品をもとにした「消しごむハンコ」を利用して、
ぽち袋やカレンダー、レターセットなど、全5種類の中から
好きなプログラムを選んで制作します。


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竹久夢二と言えば、叙情的な"夢二式"美人画を思い浮かべる方が多いと思います。
それらの作品の細部を、注意深く見ていただくと、
さまざまな「もよう」が使われていることにお気づき頂けるのではないでしょうか。

例えば、今回の展覧会の調査中に新たに市内で発見された《茶屋の娘》をご覧ください。



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 《茶屋の娘》


拡大して見てみると...
着物の柄には、鹿の子、網代、波に千鳥、そして暖簾は蕨...。
1枚の作品の中に、これほどたくさんの「もよう」が登場します。


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また、夢二は現代で言うグラフィック・デザイナーとしても優れた才能を発揮し、
本や楽譜の装幀、一筆箋、祝儀袋、ポストカード 等々...
生活美術のあらゆるデザインを手がけました。


これらの作品に使われている「もよう」を消しゴムハンコにしたものがこちら!

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大別すると、「夢二のつくったもよう」と「日本に古くからあるもよう」の2種類があります。


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今回は、これらのハンコを組み合わせてパターンをつくり、
それを使ってぽち袋やカレンダー、レターセットなどをつくります。


まず、5つのプログラムの中から好きなものを選びます。
すべて作り方ガイドがあるので、初めての方でも楽しく作れます。

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次に、ハンコとスタンプ台の色を選んで...


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自分だけのパターンをつくります。


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パターンが完成したら、切ったり折ったりして形にしていきます。

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すると...夢二もようの小物が完成!


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4、5日と続けてご来館いただいたお客様も!
みなさん、一度と言わず、ぜひ5つのプログラムすべてチャレンジしてみてくださいね。

オープンアトリエは小学生以上の方でしたらどなたでも参加できます。
低学年向けの簡単なものから、大人向けの凝ったプログラムもご用意しておりますので、
ご家族やお友達と、お誘いあわせの上、ぜひご参加ください。

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オープンアトリエで夢二のデザインに触れ、作品を鑑賞すれば、
きっと夢二の作品が身近に感じられるはずです。


今週の土曜日2/11はお休みですので、次回は12(日)となります。
①13:30~ ②15:00~ 各回約1時間のプログラムです。


詳細はこちらをご覧ください。


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では、ワークショップ室でお待ちしております!

(m.y)


「匠の技-蒔絵」を開催しました。

2012/01/18

3週連続で静岡の匠の技を紹介する
「静岡の匠」展関連イベント「匠の技」の第2弾は、
静岡県蒔絵工業協同組合の皆さんによる実演とワークショップです。
(第1弾 漆の実演、ワークショップの様子はこちら。)

静岡県蒔絵工業協同組合の皆さんは、
1月4日に完成お披露目をした漆芸作品
《東海道五十三次ひとめ図》の制作に携わられた方々です。

ひとめ図の木地に施された真っ黒な漆の上に、
流麗な線で描かれた波や帆船、富士山や安倍川。
この黄金に輝く部分を、静岡県蒔絵工業協同組合の皆さんが
さまざまな蒔絵の技法を駆使して描きました。


ぜひ、近くでご覧になってください。


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中には、漁をしている人の姿も...!

実演では"置き目"といって、下絵の輪郭線を転写した上に、
筒の先に絹の紗がはってある"粉筒"(ふんづつ)という道具を使って
実際に粉蒔きをしていただきました。


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粉筒を使いこなせるようになるまでには、何年もかかるそう。


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ぼかし蒔きという技法で、花びらを1枚1枚丁寧に描いていく職人さん。
あまりにも繊細な作業なので、見ている私まで、つい息を止めてしまいました。


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当日は、貴重な道具や、粉蒔きで使用する本金粉や銀粉、プラチナ粉、
また、 "螺鈿"(らでん)とよばれる(貝の真珠層を模様の形に切って飾る)技法で用いる
夜光貝やアワビなどの貝もお持ちいただきました。どれも美しい!


写真の金粉は"平目粉(ひらめふん)"といって、
金粉をたたいて、平べったくした粉です。


このように、蒔絵で使用される粉には、
材料や粒子の細かさによってさまざまな種類があり、
職人さんたちはこれを使い分けて描いているんですね。奥が深い!!




ワークショップでは、なんと!
実際に"粉筒"を使って粉蒔きをさせていただきました!
本格的な蒔絵の技法を体験できる、とても貴重な内容となりました。

 


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まず、職人さんが2パターンの富士山の図柄を考え、
それを型紙にしてくださったものを使い、
ローラーを使って、模様の部分に薄くカシュー漆を塗っていきます。
ローラーを転がすので"ころがし"と呼ぶそうです。


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その上に、さまざまな色の粉を蒔いていきます。
富士山や富士山にかかる霞は、綿を使って描きます。


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皆さん、蒔絵を体験するのはもちろん初めてです。
5人の匠が熱心に指導してくださいます。


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富士山の上には、粒子の粗い粉を、粉筒を使って蒔きます。
富士山に雪が積もりました!

  


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桜の花や、枝などをカシュー漆で描いて、また粉蒔きをして・・・

  


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完成した作品がこちら!
どの作品も本当に美しく仕上がりました!

 


さて、「匠の技」最終回は
1月21日(土)14:00から彫金の実演を開催します。
予約は不要ですので、当日直接会場、当館エントランスホールにお越しください。


そして、多目的室にて開催中の「静岡の匠」展は、
今月22日(日)が最終日となります!

展示室にて開催中の「竹久夢二と静岡ゆかりの美術」展と併せて
ぜひご覧ください。

(m.y)


「匠の技-漆」を開催しました。

2012/01/18

静岡市美術館では、多目的室にて1月7日より開催中の「静岡の匠」展にあわせ、
3週連続で、静岡の匠の技を紹介するイベントを開催中です!

第1週目である8・9日は、静岡漆器工業協同組合の皆さんによる
漆の実演とワークショップを行いました。

静岡漆器工業協同組合の皆さんは、1月4日に完成お披露目をした漆芸作品
《東海道五十三次ひとめ図》の制作に携わられた方々です。

当日は、この《東海道五十三次ひとめ図》に用いられた技法の解説も含め、
駿河漆器独自の"変塗(かわりぬり)"の魅力を存分にご紹介いただきました。

まずは実演の様子からご紹介します。


"変塗"とは、江戸時代、刀の鞘塗(さやぬり)から派生したもので、
漆に顔料で色をつけた色漆(いろうるし)、金属箔(きんぞくはく)、卵殻(らんかく)などを入れ、
模様をつくる"塗り"の技法のことです。
静岡特有の変塗が何種類も考案されており、中には特許を得た技法もあるんですよ。

 
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こちらの写真は、"駿河炭"という研磨用の炭を使って
"研ぎ出し"とよばれる作業をしているところです。
駿河炭は油桐を焼いて作った炭で、全国的にも有名なんですよ。



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当日は、職人さんが普段使っている道具も持ってきていただきました。
漆を塗る作業には、女性の髪の毛で作られた刷毛を使います。
最高級の刷毛は、70㎝以上ある海女の髪を切り、50年以上置いたものなのだそうです!


先代から受け継いだ刷毛を、参加者の皆さんも実際に触らせていただきました。


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実演の合間には、《東海道五十三次ひとめ図》の前で
それぞれの職人さんが担当されたパーツの変塗のお話もしていただきました。
(ひとめ図は国割のパーツごとに、それぞれ異なる31種の変塗で表現しています!)

 


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こちらの表面を丹念に研ぎ出していくと...



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とても美しい模様が浮かび上がってきます!
この光り輝く部分には、夜光貝やアワビの貝が施されています。

皆さん、熟練した職人の技に、食い入るように見入っておられました。




さて、ワークショップでは、
"卵殻ばり"という変塗の技法を用いて絵を描きました。

卵殻ばりは、読んで字の如く卵の殻を貼る技法です。

 


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まず、ひとめ図の中から卵殻ばりが施されたパーツをみんなで探し、
職人さんから卵殻ばりの歴史について教えていただきました。

卵殻ばりは、漆で表現することのできない白い色を画面に作り出すために発案され、
また、その白い涼しげな色合いから夏に使用する物によく用いられた、など
貴重なお話をたくさん伺うことができました!

その後、ワークショップ室へ戻り、制作に入ります。
 



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予め漆塗りが施された板に、カシュー漆
(カシューナッツの殻から絞られた油が原料の漆)で絵を描き、
そこに小さく砕いた卵殻を、つまようじの先に水をつけ、
ひとかけらずつ丁寧に貼っていきます。


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年の初めということもあり、
今年の干支である辰や、富士山を描いた参加者が多かったです。

 

ワークショップ終了後、作品は講師を務められた職人さんが
工房に持ち帰りました。


この後、作品の上に2回、3回、と漆を塗り重ね、
駿河炭で卵殻ばりの図柄が浮き出るまで、丹念に研ぎ出します。

 



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作品の横にある紙には、
あわびの貝を貼ってほしい場所が記されています。

研ぎ出しの作業が終わった後、職人さんがひとつひとつ手作業で
貝を切り、貼ってくださるそうです!

仕上がった作品は、2週間後に美術館に届けられます。
私たちも今から完成した姿を見るのが待ち遠しいです!

さて、実演やワークショップで講師を務めていただいた職人さんたちの作品展
「静岡の匠」展を、当館多目的室にて今月22日(日)まで開催中です。

まだご覧になっていない方はどうぞお見逃しなく!

(m.y)


「しずびチビッこプログラム第4回」開催しました!

2012/01/15

 

ご報告が遅くなりましたが、12月3日(土)の午前・午後2回、「しずびチビッこプログラム第4回」を開催しましたので、その様子をご報告したいと思います。

 

 

  チビッ~1.JPG 

 

チビッこプログラムは、2歳以上の未就学児を対象とした、アート体験プログラムです。
小さな子どもでも安全に楽しめるプログラムを展覧会ごとに用意し、初めての美術館体験・アート体験を応援。また、保護者のみなさまにはゆっくりと展覧会鑑賞をお楽しみ頂くという、親子ともに楽しんでめる内容となっています。

 

当館のイベントの中でも、特に人気の高いイベントです。
興味のある方は、ぜひご応募して下さいね。
(次回のご案内は、こちらをご確認下さい

 

今までのチビッこプログラムは、開催中の展覧会に合わせた内容で開催してきましたが、今回はクリスマスが近いこともあり、「オーブン陶土」という粘土を使って、クリスマスツリーに飾るオーナメントを制作しました♪

 

粘土でオーナメント??

 

と思われる方もいるかもしれません。
百聞は一見に如かず。
さっそく、小さなアーティスト達のアトリエをご覧頂きましょう!

 

まずは簡単に、道具の使い方やどのようなものを作るのかを、当館の職員が説明します。

 

説明のようす.JPG

 

 

クッキー型を使うなど、簡単に可愛い形ができてしまうから、この時点で大騒ぎ!
「お星さまだ!」
「しましまになったよ!」
「早くやりたい!」

 

粘土はベージュ・黒・ピンクの3色。
好きな色を選んでもらい、制作開始です。

 

粘土・道具いろいろ.JPG 

 

 

色々な道具を使って、みんな思い思いに形をつくります。


制作のようす⑤.JPG 制作のようす①.JPG

制作のようす②.JPG   制作のようす④.JPG

 

 制作のようす⑥.JPG   道具いろいろ②.JPG

 

大人では発想できない、芸術的な作品も生まれて、感心させられます。

 

こんなに可愛らしい作品が完成しました!


作品①.JPG   作品③.JPG  作品②.JPGのサムネール画像   
 

作品④.JPG  作品⑤.JPG  作品⑥.JPG

この「オーブン陶土」は、自宅にあるオーブンで焼成することで、陶器のような強度になります
おうちでお父さん、お母さんに最後の仕上げをしてもらって完成です。

 

おうちに持って帰る前にツリーの台紙に飾り付けて...。

 

 

飾り付け①.JPG 

 

じょうずにできました!

 

 

 

飾り付け完成!.JPG

 

ひと仕事終わったあとは、終わりのあそび。

 

終わりのあそび①.JPG  おわりのあそび②.JPG  

 


絵本を読んだり、どっちの手におもちゃが入っているかを当てたり...。
1時間30分という長時間にも関わらず、みんな最後まで集中して参加してくれました。


しずびチビッこプログラム第5回は、2月11(土・祝)に開催します。(詳細はこちらをクリックして下さい
申込締切は1月24日(火)です。興味のある方は、ぜひ応募して下さいね。


(k.s)

《東海道五十三次ひとめ図》お披露目です!

2012/01/04

新年あけましておめでとうございます。
静岡市美術館が開館して、2回目のお正月です。


本日、新しい年の幕開けにふさわしい、素晴らしい作品が静岡市美術館に仲間入りしました。

静岡市美術館開館1周年を記念し、静岡市の伝統工芸技術秀士らが、
2年にわたり共同制作した漆芸作品《東海道五十三次ひとめ図》です。


ひとめ図.jpg 



この《東海道五十三次ひとめ図》は、
今から410年前に徳川家康が定めた東海道五十三次を一画面に描いた、
東海道を一目で見渡すことができる作品です。

静岡市美術館のロゴマークや案内サインをデザインした、
アートディレクターの柿木原政広氏が図案を描き、

指物師の方が木地を切り抜き、

静岡漆器工業協同組合の皆さんが下地を作り、
駿河漆器独特の"変塗(かわりぬり)"を披露し、

静岡県蒔絵工業協同組合の皆さんが蒔絵を施す、

というように皆で知恵を絞り、力をあわせ、出来上がりました。


静岡の伝統工芸"漆芸"を今に伝えるこの作品の完成を祝して、
本日、除幕式が行われました。

年明け早々にもかかわらず、たくさんの方にご出席いただきました!

 

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除幕の瞬間です!

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会場からは一斉に「おぉー!」という歓声が!



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《東海道五十三次ひとめ図》は縦2m、横3.2mもある、
巨大な "地図のような絵"です。

遠くから見ても、その美しさに圧倒されますが、
ぜひ近寄って細部までご覧ください。
たくさんの発見があるはずです。

除幕の後、何分も、なかには何十分も作品の前で見入る人の姿が。

 

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最後に、制作者の皆さんと記念撮影!
皆さん、2年間本当にありがとうございました。




《東海道五十三次ひとめ図》の横には、
この作品の制作過程や、技法を紹介するパンフレットを設置しております。
作品と併せて、ぜひこちらも覧ください。

 


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さて、もうひとつ、本日よりスタートした「静岡の匠」展をご紹介します。

「静岡の匠」展は、《東海道五十三次ひとめ図》の制作に携わった方々などの作品展です。
当館多目的室で本日より開催、観覧無料です。(会期:1月4日~22日)
 

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なお、本展に関連したイベントも多数ご用意しております!
静岡の匠の技を間近でご覧いただくことのできる「匠の技-実演」を開催します。


今週末8(日)、9(月・祝)は漆の実演、14(土)は蒔絵、21(土)は彫金です。
詳細はこちらをご覧ください。


予約不要、どなたでもご参加いただけますので、お気軽にお越しください。



では、本年も静岡市美術館をよろしくお願いいたします!


(m.y)

 

9/19「敬老の日だ!家紋でつながるプレゼントづくり」を開催しました。

2011/09/23

今年度よりスタートした「プレゼントワークショップシリーズ」の第二弾。
記念日に合わせて、家族や大切な人へのプレゼントをつくるワークショップです。

第一回目は父の日にお父さんの面をつくりました。その時の様子はこちら


今回は「家紋」をテーマに、子どもたちが
大好きなおじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントをつくりました。


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家族のつながりを示す日本独自のマークである「家紋」は、
1,000年以上の歴史があるんですよ。
しかも、その数はなんと約2万!

時代と共にデザインは少しずつ変化し、洗練されたデザインのみが、
今もなお家紋として使われ続けています。

最近は、自分の家の家紋、ご存知ない方も多いと思います。

子どもたちに、この素晴らしい日本の文化を知ってほしい。
そして、代々家に伝わる家紋を通して、家族の絆を深めてほしい。
そんな思いから、今回は家紋の入ったプレゼントを制作することにしました。



この日の持ち物は「自分の家の家紋がわかるもの」です。

みんな忘れずに持ってきてくれました!

 


 

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まずは家紋を描いてみます。

みんなのおうちの家紋には、何が描かれているかな?


 

制作に入る前に、ちょとだけ家紋のお勉強。


同じ模様の家紋でも、丸で囲まれていたり、二つ並んでいたり、重なっていたり...
たくさんのパターンがあって、ひとつひとつ名前が違います。

丸で囲まれていたら「丸に」。

二つ並んでいたら「抱き」、二つ重なったいたら「違い」。


〇×クイズで、みんなにも自分の家の家紋の名前を覚えてもらいました!

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家紋の名前がわかったところで、いよいよ制作に入ります!


今日は「オーブン陶土」という粘土を使って、家紋の入ったコースターをつくります。



 

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まずは「たたら」(粘土を板状にしたものです)をつくって、丸く型抜きします。

 

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次に、違う色の粘土でうすーい「たたら」をつくって、
次はそれを家紋のかたちに切り抜いていきます。


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細かい作業に、みんな真剣!


土台の上に切り抜いた粘土をのせ、のし棒でころころして、 


 

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家紋の細かい模様を丁寧に描いていきます。

 

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裏には、大好きなおじいちゃん、おばあちゃんへのメッセージを入れて...完成!



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似顔絵とお手紙も書きました。

 

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 完成したコースターはきれいにラッピングして、
似顔絵を添えて一列に並べます。



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 16時、参加者のおじちゃんおばあちゃんが美術館へ到着!

お孫さんが作った作品を、家紋と似顔絵を手掛かりに探していただきました!


 

日頃の感謝の気持ちと共に、子どもたちはプレゼントを渡しました。

おじいちゃん、おばあちゃん、喜んでくれてうれしかったね!

 

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(m.y)

プレゼントワークショップシリーズ Vol.1 「父の日だ!お父さんのお面をつくろう!」を開催しました。

2011/08/06

プレゼントワークショップシリーズ Vol.2
「敬老の日だ! 家紋でつながるプレゼントづくり」
の申し込みがスタートしました。
詳細はこちらをご覧ください。

さて、ご報告が遅くなってしまいましたが...
本シリーズの第一弾を、父の日に開催しました。
今日はその時の様子をご紹介します。


6月19日の父の日に、プレゼントワークショップシリーズ Vol.1
「父の日だ!お父さんのお面をつくろう!」を開催しました。

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今年度よりスタートした「プレゼントワークショップシリーズ」は、
記念日に合わせて、家族や大切な人へのプレゼントをつくるワークショップです。

このワークショップ、お父さんのお面をつくるだけではありません。
お面づくりの前に、参加者の皆さんに、自分のお父さんについて考える
「お父さんワークシート」に取り組んでもらいました。

1枚目は「お父さんチェックシート」。
お父さんの名前、年齢、誕生日、好きな食べ物、休日の過ごし方、等々...
みんな大好きなお父さんのこと、どれくらい知っているかな?

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次に、鏡を見ながら、自分の顔のパーツをひとつずつ描いてみます。
家族のだれと似てるかな?


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その次は、各参加者が持参したお父さんの顔写真を見ながら、
お父さんの顔のパーツをひとつずつ描きます。
そして、その横に気が付いたことも書いていきます。


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「ひげが濃い」「眼が眠そう」「鼻が高い」等々...
絵と文字で書きながら、お父さんの顔のパーツをひとつひとつを観察します。



そしていよいよ、お面づくりに入ります。

今回は、紙粘土に絵具で色をつけ、色粘土を作るところから行いました。


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「お父さんの肌の色はどんな色?」
「日に焼けて真っ黒だから、まだ薄い~!」

みんな、肌色づくりに悪戦苦闘!



途中、印象派の画家たちの肖像画を鑑賞。


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「どの画家も、いろんな色を使って描いてるね~。」

みんなもいろんな色の粘土を使って、お父さんの顔を作りました。


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髪の毛も丁寧に作ったね!



そして、すてきなお父さんのお面が20個完成!!


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このワークショップ、お面を作って終わりではありません!!


完成したお面を、机の上に一列に並べて、
「ぼくのおとうさんはこんなお父さん」シートを添えて...
みんなのお父さんに「自分の顔」を探していただきました!  

 
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当日は、テレビ局の取材も入り、ワークショップ室は大賑わい!

お面はもちろんですが、「お父さんワークシート」もすてきな記念になったようです。



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みんなのお父さんへの感謝の気持ち、十分伝わりましたね!


母の日も、父の日も、敬老の日も、年に1度です。
いつも近くにいるからこそなかなか伝えられない「ありがとう」の気持ち。


相手へのプレゼントを考え、作る、という行為は、とても創造力を働かせます。
大人になると、プレゼントは買うことが当たり前になりがちですが、
手間暇かけて、相手の喜ぶ顔を想像しながら、プレゼントを作る...というのも、いいものですね。


(m.y)


「敬老の日だ! 家紋でつながるプレゼントづくり」申込み受付中!!

2011/08/06

7/26よりスタートした「しずびキッズアトリエ」。
毎日たくさんの方にご参加いただいております。
8/14まで毎日開催しておりますので、
まだという方は是非一度、足を運んでみてくださいね。


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国芳の作品を楽しい工作で体験できますよ!



さて、キッズアトリエの真っ最中ではありますが、
今後のワークショップの準備も、着々と進んでおります!

今日は、只今参加者募集中のワークショップをひとつ、ご紹介します。

プレゼントワークショップシリーズ Vol.2
「敬老の日だ! 家紋でつながるプレゼントづくり」

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今年度よりスタートした「プレゼントワークショップシリーズ」は、
記念日に合わせて、家族や大切な人へのプレゼントをつくるワークショップです。


その第二弾として、9月19日(月・祝)の敬老の日に、
「家紋」をテーマにしたワークショップを開催します。


ところで皆さん、自分の家の「家紋」、ご存知ですか?

現代の生活の中では、目にする機会の少なくなった家紋ですが、
瓦、墓石、家具、着物、等々...探してみると、きっと身の回りにあるはずです。


苗字が文字によるシンボルであるのに対し、家紋は図形による家のシンボルです。
約2万種類もあると言われる家紋は、身近な植物や生き物、自然、幾何学模様、等々...
日本人独自の感性が感じられる、とても素敵な文化です。


今年の敬老の日は、家族のつながりを示す「家紋」の入ったすてきなプレゼントをつくって、
大好きなおじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントしませんか?


対象は小学生、定員は20名です。
当日は直接おじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントを渡したいと思いますので、
参加者の祖父母は16時に美術館多目的室へお越しください。


ワークショップ詳細はこちらをご覧ください。
こちらからお申し込みも受付中です!
http://shizubi.jp/event/post_42.php


静岡市美術館では、今後もさまざまなワークショップを開催します。
みなさん、美術館HPのTOPページにある『NEW』欄、こまめにチェックしてくださいね!


(m.y)

「夏休み!しずびキッズアトリエ」本日よりスタート!!

2011/07/26

本日より、「夏休み!しずびキッズアトリエ 国芳とあそぼう」がスタートしました。

夏休み、しずびのワークショップ室が子ども達のアトリエに大変身!
美術館ならではのおもしろい"ものづくり"を体験することができるのです。


なんと、このワークショップ、
今日から3週間、毎日!しかも1日3回!! 実施します!!!
(休館日である月曜日を除きます)


初日、ぐずついた天気であったにもかかわらず、たくさんの方にご参加いただきました!
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。


 

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今日は、初日の様子と併せて、しずびキッズアトリエの内容をご紹介します。


 

現在開催中の「没後150年 歌川国芳展」の出品作品の中から、
国芳のダイナミックで迫力満点の作品を数点ピックアップし、
それぞれの作品の魅力をより実感していただけるような、
当館オリジナル工作キットを作成しました!


キットは大きく分けて3種類あります。


1.飛び出す浮世絵カードをつくろう!
  国芳の迫力満点の大判三枚続の作品をもとに、飛び出すカードをつくろう!
  ※さらに4種類の中からお選びいただけます。


 


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2.影絵のしかけカードをつくろう!
  国芳の影絵作品をもとに、ふすまを開くと動物や人が、

  閉じるとその影が浮かびあがるしかけカードをつくろう!

 


 

 

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3.猫語呂(ゴロ)合わせカードをつくろう!
  猫好きの国芳が描いた「其まヽ地口猫飼好五十三疋」に登場する猫たちを切り貼りして、

   猫語呂(ゴロ)合わせカードをつくろう!
  ※さらに2種類の中からお選びいただけます。

 

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...と言う訳で、キットは全7種類ご用意しております。
ぜひぜひ、全種類挑戦してみてくださいね。


 

お時間は


①10:30~11:30
②13:00~14:00
③14:30~15:30


となります。


毎朝10時より、全ての回のチケットを同時に当館インフォメーションにて販売開始いたします。


各回先着20名となっておりますので、ご注意ください。



このキットを作るに当たり、久しぶりに工作をしましたが...
「工作ってこんなに楽しかったんだ!!」と、改めて実感しました。


お子さんは夏休みの宿題に、
プラモデル好きのお父さんにも。
ちょっと変わったグリーティングカードを作りたい学生さんも。


キッズアトリエ...という名前ではありますが、

小学生以上であればどなたでも参加可能ですので、
大人もぜひご参加ください。


 

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皆さんどうぞお誘いあわせの上、「しずびキッズアトリエ」にお越しください!
ワークショップ室でお待ちしております!


 


(m.y)


"しずび"に"チビッこ"集まる!

2011/07/09

「没後150年 歌川国芳展」、本日無事、オープンいたしました!

初日より、たくさんのお客様にご来館頂いており、大盛況です!!

展覧会については、また、展覧会担当よりたっぷりとご紹介させて頂きますね!!!

 


さて!去る「ハンス・コパー展」の最終日6月26日(日)、"しずび"にたくさんの"チビッこ"たちが集まりました。

題して『しずびチビッこプログラム』。

これは、2歳~未就学児を対象とした90分間のアートプログラムです。併せて、保護者の皆さまには、展覧会を鑑賞して頂くというものです。

当日は午前・午後と2回実施。合計22人の子ども達が参加してくれました。

会場は当館ワークショップ室。
すっかりチビッこ仕様で、何だか楽しい雰囲気^^!
『ニョロ』さんが子ども達をお出迎えします!

 


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お父さん、お母さんと離れるのがちょっぴり寂しい子ども達も、『ニョロ』さんのお陰ですっかり笑顔。

ファスナーでつながる『ニョロ』さんをみんなで完成させて、気持ちもほぐれたところで、いよいよアートプログラムに入ります。

 


DSC_0020.JPGのサムネール画像 


プログラムは開催中のコパー展に関連した「粘土遊び」を行います。
まずは、かるーい紙粘土をつかって、カタチ遊び!
いろんな型でくり抜いて、いろんな道具を使って、メダルやブローチ、動物をつくります。

 

 

DSC_0062.JPGのサムネール画像 


好きな水彩絵の具を選んで、粘土に練り込んで・・・

 


DSC_0109.JPGのサムネール画像 


色が変わった-!!と大はしゃぎ。

 

 

 

とっても真剣な表情^^

 

DSC_0104.JPGのサムネール画像 

 

元気いっぱい^^


DSC_0061.JPGのサムネール画像 

 


紙粘土あそびはいったん終了。次はいよいよ展覧会に踏み込んだ内容に入ります。
「合接」の手法で数々の陶芸作品を制作したコパー。それを感じてもらうためのパズル遊びです。

あっという間にパズルを完成させた子ども達に聞きます。
「何にみえるかな?」
「おちゃわん!」
「こうすいのびん!」

 


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実は、担当はどうなるかな~とドキドキしていたのですが、一見すると何なのか分かりづらいコパーの作品を、"陶芸作品"で、何かを入れる"容器"であることがわかるんですね。
小さい子ども達も、ちゃんと鑑賞ができる!と実感できたうれしい瞬間でした。

 

合わせてルーシー・リーのボタンカードを見せ、すきな形をひとつ、えらぶあそびも行いました。
「ぎょうざみたいなかたち!」なんて意見もありましたよ♪

そして、いよいよメインのお父さん、お母さんへのプレゼントづくり。
オーブン粘土をつかって、ブローチやボタンなどをつくります。
 
 
先ほどの型抜きや道具をつかって、いろいろな形が出来上がりました。

 

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最後まで、楽しく、集中して充実した90分を過ごした子ども達。
『ニョロ』さんともすっかり仲良し。みんなの人気者になりました。

 


DSC_0125.JPG 


この「しずびチビッこプログラム」は、今後も、展覧会毎に1日、実施する予定です。
次回は「没後150年 歌川国芳展」会期中、7/17日(日)に実施します!

 

(s.m)

ツギラマ・フォトモ作品、展示中です!

2011/03/06

花粉症の方にはつらい季節がやってきましたね。
今年は、場所によってはその飛散量が昨年の10倍とも言われています。

 

実は私...今年花粉症デビューしました。

 

先日、伊勢神宮に行った際、大量の花粉を浴びたせいでしょうか。
帰ってきてから、鼻はムズムズ、目はかゆいし、くしゃみも...。
花粉症って、こんなにつらいんですね...。


さてさて、先日のブログでもご紹介しましたが、只今静岡市美術館の多目的室では、
糸崎公朗(いとざき・きみお)さんのワークショップ
「フォトモで作ろう!静岡の街」の参加者の皆さんの作品を展示中です。

  

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毎日たくさんのお客さまが多目的室に足を運んでくださいます。

 

 

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机の上に並べてあるものが「フォトモ」。壁面に展示してあるものが「ツギラマ」です。

 

どの作品もとても完成度が高く、観に来てくださった方が
よく「プロが作ったみたい!」と、おっしゃっているのを耳にします。

 

じっくり、ひとつひとつの作品をご覧いただきたいのですが、その際にぜひ、視線を下げて見てみてください。

 

 

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ほら...フォトモの世界に引き込まれます! お店の中まで細かく再現されているんです。


 

そして、作品と一緒にご覧いただきたいのが、キャプションに書かれている糸崎さんのコメントです。
今回、全ての作品にコメントをいただきました!

 

 

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この展示は、4月中旬まで開催しております。
ですが、会場の多目的室で講演会等のイベントを行う際は、申し訳ありませんがご覧いただくことができません。

 

ご覧いただけない日程は、3/11(金)、3/19(土)、3/20(日)、4/7(水)となります。
そのほか、休館日である月曜日(ただし3/21は開館、翌22日は休館)と、臨時休館日の4/8(木)です。

 

その他の日程でしたら、開館時間中(10:00~19:00)いつでもご覧いただくことができますので、
みなさんぜひぜひ、観に来てくださいね。


(m.y.)

ツギラマ・フォトモ作品、展示します!

2011/02/19

以前にもご紹介した、土日セットで全5回のワークショップ
糸崎公朗(いとざき・きみお)「フォトモで作ろう!静岡の街」が、
明日(2/20)、いよいよ最終日を迎えます。


写真家・美術家の糸崎公朗さんを講師に招き、
糸崎さんの、写真を素材とした独自の手法である
「ツギラマ」や「フォトモ」で作品を作るワークショップです。


前回は「ツギラマ」制作の様子をご紹介したので、
今日は「フォトモ」をご紹介します。

 


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「フォトモ」とは...
フォトグラフ(写真)+モデル(模型)の造語で、
写真を立体的に組み立て、3次元化する手法のことです。


糸崎さんは、路上を歩きながら街並みを観察するのが大好きで、
カメラを片手に、よく街歩きをされるそうです。


糸崎さんにとっては、そこにあるすべてのものが面白く感じられ、
シャッターを切ろうと思ってもきりがない...。


1枚の写真では、路上の面白さを撮りきれないと感じた糸崎さんは、
その面白さを丸ごと表現するために、
この「フォトモ」という表現にたどり着いたのだそう。


 

糸崎さんのフォトモ作品を目にした参加者の皆さんは、
ツギラマとはまた違った、その独特の世界観、インパクトに
目が釘付けです。もちろん私も...!

 

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このフォトモ、作り方やコツを理解するまでに少々時間がかかります。
ですが、今回は5日間連続のワークショップということもあり、
まずはみんなで街歩きをし、同じ場所を撮影し、練習。
その後オリジナルフォトモを制作・・・といった具合に、
時間をかけてフォトモの面白さ、魅力を理解していただけたと思います。


 

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回を重ねる毎にパワーアップしていく皆さんの作品に、
糸崎さんも私たちも圧倒されてしまいました!

 

 

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1枚の写真では到底表現しきれない、現実以上にリアリティを感じさせる「フォトモ」。
そこからは、被写体となった場所の空気感や時間の流れ、そして、
制作者ひとりひとりの世界観をも感じることができ、
いつまでも見入ってしまいます。


このワークショップで制作した「ツギラマ」「フォトモ」作品は、
明日(2/20)、ワークショップ終了後から
静岡市美術館多目的室にて展示します。


皆さん、ぜひぜひ「ツギラマ」「フォトモ」の世界を見に来てください!


(m.y.)

 

ワークショップシリーズVol.4 糸崎公朗「フォトモで作ろう!静岡の街」

2011/01/16

昨日今日と、温暖な静岡とは思えない程の寒さです。
今日も時折、静岡では風花が舞いました。


さて、静岡市美術館では、昨日から5日間連続のワークショップを行っています。
長丁場のワークショップにもかかわらず、たくさんの方にご参加いただきました。

写真家・美術家の糸崎公朗(いとざき・きみお)さんを講師に招き、
糸崎さんの、写真を素材とした独自の手法である「ツギラマ」や「フォトモ」で作品を作ります。

今週は、先ず「ツギラマ」制作です。

「ツギラマ」がどんなものかと言うと...「ツギハギ」+「パノラマ」の造語で、
視点を動かしながら撮影した写真をつなぎ合わせ、眼を動かして見たイメージを表現する手法です。

...と言っても、なかなかピンとこない方も多いのでは。


こちらが、糸崎さんの「ツギラマ」作品です!


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1枚の写真では表現することのできないそのインパクトに、思わず目を見張ります。


15日は、先ずみんなで美術館のエントランスを撮影し、印刷したものをつなぎ合わせて、

ツギラマの練習をしました。


みんなで同じ場所を撮影したのに、出来上がった作品は千差万別!
 

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午後はいよいよ外に出て撮影です!
街歩きをし、撮影スポットを決め撮影し、現像した写真を使って「ツギラマ」を制作。

「写真が足りない!」「うまくつながらない!」
皆さん悪戦苦闘しながらも、素敵な作品が完成しました。


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16日は再度ツギラマ制作です。
昨日の練習を踏まえ、皆さん撮影ポイントや撮影の仕方を工夫されたようです。


「これ、どこを撮影したんですか!?」
中には、見たこともない静岡の街並みを撮影された方も。
私たちの知らない静岡が、まだいっぱいあるんですね~。


どの方の作品も、昨日よりさらにパワーアップ!
迫力のある作品が完成したところで、この2日間の講評会を行いました。


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「(ツギラマやフォトモ等の)フォトコラージュの面白いところは、
視点がいっぱいあるので、長い時間見て楽しむことができるんです。」と糸崎さん。

確かに、1枚の写真では表現することのできない、ひとりひとり独特の世界観が広がっています。


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次回22,23日は、いよいよ「フォトモ」を制作します。

「フォトモ」とは...
「フォトグラフ(写真)」+「モデル(模型)」の造語で、
写真を立体的に組み立てる手法です。
来週はこのフォトモで、ひとりひとりが独自の視点で、静岡の街並みを再現します。


ワークショップは自由にご見学いただけますので、
興味がある方はぜひぜひ、美術館ワークショップ室に足を運んでみてください。


講師の糸崎さんの作品もご覧いただけます!


(m.y)