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「ミュシャ展 ~運命の女たち~」静岡展特別出品!OGATAコレクション

2018/06/07

白い衣を身にまとい、装飾的なフレームからこちらを見つめる優美な女性像。

《「スラヴ叙事詩」展》のポスターをはじめとするミュシャの華やかで繊細な表現は、制作から90年近くたった今なお、日本でも高い人気があります。

 

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アルフォンス・ミュシャ ポスター《「スラヴ叙事詩」展》(部分) 1928年

チマルコレクション

 

今回の「ミュシャ展」は、ミュシャと同郷の医師チマル博士が、親子3代にわたり収集した「チマルコレクション」から約150点、

さらに静岡展のみ特別に、市内在住のミュシャ作品の世界的な収集家、

尾形寿行氏の「OGATAコレクション」から約100点をご紹介します。

 

尾形氏は、カメラの大手量販店「カメラのドイ」創業者の土居君雄氏(1926-1990)のもと、

長年ヨーロッパに在住しミュシャ作品を収集、

その世界有数と言われるコレクションの形成に深く携わりました(「ドイ・コレクション」と呼ばれ、現在は堺市に寄贈)。

土居氏亡き後はその遺志を継ぎ、今では尾形氏がミュシャ作品の収集家として世界的に知られています。

 

「OGATAコレクション」の特徴は、リトグラフのポスターはもちろん、

ミュシャがデザインした香水瓶や書籍、タバコの巻紙にいたるまで、

パリ時代に一世を風靡したそのデザインを通覧できる幅の広さにあります。

 

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アルフォンス・ミュシャ ランスの香水「ロド」 1897年 OGATAコレクション

 

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アルフォンス・ミュシャ ホイットマン社のチョコレート缶容器 1900年 OGATAコレクション

 

中でも、教育に熱心だったミュシャが、1902年に自らの装飾を体系化した『装飾資料集』は、

アール・ヌーヴォーのパターンの教科書とされる貴重な作品です。

今回は全72点を一挙公開します。

 

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アルフォンス・ミュシャ著『装飾資料集』 1902年 OGATAコレクション

 

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静岡市美術館でしか見られない贅沢な「ミュシャ展」をぜひご堪能ください。

 

 

(m.y)