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アルバレス・ブラボ写真展 作品紹介(2)《フリーダ・カーロ》1937年頃

2017/05/01

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《フリーダ・カーロ》1937年頃

マヌエル・アルバレス・ブラボ・アーカイヴ蔵

©Colette Urbajtel / Archivo Manuel Álvarez Bravo, S.C.


メキシコで今なお人気の高い女性画家フリーダ・カーロを真正面から捉えた本作は、
強さと弱さが同居する彼女の魅力を充分に伝えています。

アルバレス・ブラボは、フリーダや彼女の伴侶で壁画運動を代表する画家ディエゴ・リベラら
多くの芸術家たちの姿を収めています。
ソ連の革命家トロツキーやシュルレアリスムの主導者アンドレ・ブルトンも集うなど、
当時のメキシコは最も国際的な文化交流の場となっていました。
芸術と政治が密接な、この活気に満ちた時代のなかにあっても、
アルバレス・ブラボは政治とは距離を置きつつ自身の芸術を淡々と追求しました。

100歳まで生きたアルバレス・ブラボの活動歴は70年に及びます。
身近な出来事に反応しながらも、どこか一歩離れた所から世の中を見つめる姿は、
私たちに世界との向き合い方の一つの解を与えてくれるかのようです。

(a.i)