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3/3、ひな祭りワークショップを開催しました

2013/04/01

今日から新年度!...ですが、桃の節句のワークショップの報告です。


3月3日(日)の暦とあそぶワークショップ vol.3 
「ひな祭りだ!オリジナル"つるし飾り"をつくろう」を開催しました。


祭事や年中行事をとおして季節を感じ、
それをかたちにする「暦とあそぶワークショップ」シリーズの第3弾。
今回はひな祭りに合わせ、 オリジナル"つるし飾り"をつくりました。


つるし飾りは日本中にある訳ではありません。

私たちには馴染みのある、静岡県稲取の「雛のつるし飾り」と、
福岡県の「さげもん」、そして山形県の「傘福」が
「全国三大吊るし飾り」と呼ばれ、有名です。

最近では、ひな祭りの季節になると目にする機会が増えましたね。


そして、今回つくる"つるし雛"が...こちらです。


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このつるし雛、針を使わないでつくっています!
今回のワークショップに合わせて考案した、しずびオリジナルプログラムです。

まずは、金魚、とうがらし、にんじんなどの基本形をみんなでつくります。

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次に親と子に分かれ、ひとつずつ、つくり方を確認しながら形にしていきます。

子どもたちは落花生を使い、おひな様、這い這い赤ちゃん、だるまなどをつくります。

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お父さん、お母さんには、ちょっと難しい作業に挑戦していただきました。


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鼓、扇、草履、柿、桃...など。
こまかい作業が続きますが、手先を器用に使い、小さな小さな飾りが、次々と生まれていきます。

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途中、親子でそれぞれつくったものをお披露目。
気づけば一家族で10個以上の飾りが完成!
ひとつひとつの飾りの意味をお互いに教え合います。

その後も制作をつづけ、飾りが19~21個程度完成したところで...
いよいよ紐につるしていきます!




次に、親子で一緒に、オリジナル飾りをつくってもらいました。

今までのつくり方を応用し、考えたものをかたちにしていきます。


皆さん、とっても楽しそう!


一体どんな飾りが出来上がったのでしょう?

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つるし雛は、紐にさまざまな形をした飾りをつるしますが、
そのいちばんの特徴は...ひとつひとつの飾りに意味があることです。

江戸時代後期に、高価な雛人形を買うことのできない庶民が、
ハギレを利用してつくりはじめたそうです。

草履は健脚、そして働き者になりますように
鼓は悪を払い、福を呼ぶ
とうがらしは可愛い娘に悪い虫がつきませんように
柿は福や幸せを"かき"とる
桃は長寿

...種類や意味は、地域によっても異なりますが、
娘の健やかな成長と幸せを願って、ひとつひとつに想いをこめる点は一緒です。

みなさんにも、オリジナルの形に意味をこめてもらいました。
完成したら、もちろん飾り付けます。

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こうして見ると、圧巻です!

最後に、オリジナルの飾りを、その形に込めた想いとともに発表してもらいました。


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こちらは、大きな扇を背負ったおひな様。
この扇、なんと花粉を吹き飛ばすためのものだとか!

願いは...

もちろん花粉症に悩む家族が救われますように!

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その後も、みんなすてきな想いがこめられた飾りを発表してくれました。


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そして20組の、世界にたったひとつの、オリジナル"つるし飾り"が完成!

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後日...ワークショップ参加者のご家族が、そのつるし飾りを持って、
3/31まで開催していた「しずびオープンアトリエ」へ来てくれました。

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伊豆・稲取の"つるし雛"特有の輪っかがついて、飾りの数も、本数も増えています!
ワークショップ終了後、家族みんなで数を増やしていったのだそう。
ぜひ、これからも数を増やして、さらに立派な"つるし雛"にしていってくださいね!

雛人形に五月人形、鯉のぼり、七夕飾り...

ただ飾るだけではなく、それを手作りすることで
節句本来の意味やその形にこめられた想いを、
感じとることができるかもしれませんね。

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(m.y)