「しずびオープンアトリエ "折形"とあそぼう!」8/1よりスタート!

2012/07/29

 

title.jpg


春・夏の年2回、期間限定でオープンする「しずびオープンアトリエ」。
これまで、開催中の展覧会に関連した、オリジナル創作プログラムを実施してきました。


昨年の夏は「没後150年 歌川国芳展」に合わせ、
国芳の迫力満点の大判三枚続の作品をもとに、飛び出すカードづくりをしたり...
http://www.shizubi.jp/blog/2011/07/post-51.php


春には「竹久夢二と静岡ゆかりの美術」展に合わせ、
夢二作品をもとにした手作り「消しごむハンコ」を使って、
オリジナルレターセットやカレンダーをつくりました。
http://www.shizubi.jp/blog/2012/02/post-72.php



さて今回は、ただ今開催中の
「七夕の美術-日本近世・近代の美術工芸にみる」展にあわせ、
七夕などの日本の年中行事とも深い関わりをもつ
"折形(おりがた)"をテーマにしました。


ところでみなさん、"折形(おりがた)"ということばを知っていますか?


"折形"とは、室町時代から続く「贈るものを紙で包む」方法で、日本の伝統文化です。
戦前までは、人々の暮らしの中にあったものですが、
最近では、あまり見かけなくなりました。



ws.jpg


展示作品の中にも、"折形(おりがた)"が描かれているんですよ。
昔の人々にとっては、身近なものだったようですね。


"折形(おりがた)"の特徴は、
"相手への気持ちを込めて、贈り物を包む"ことにあります。


今回は、お子さんから大人まで楽しめる、そして生活の中で役立つ、
6つのプログラムを用意しました。


「七夕の美術-日本近世・近代の美術工芸にみる」展にちなんだプログラムもありますよ!


今日はその内容を少しだけご紹介します。

 

DSC_0160_1_b.jpg

1.草花包み

大切なあの人に似合う草花を選んで包み込みます。
子ども用、大人用と2種類の折形を用意しました。
  


DSC_0152_1_b.jpg

DSC_0154_1_b.jpg

2.種包み

突然ですが、"もう一つの七夕"
「天稚彦(あめわかひこ)の物語」を知っていますか?

私たちが子どものころから知っている、織姫と彦星の物語とは違う、
日本独自の七夕の物語なんです。

そのお話の中に登場する"ひさご"の種にちなんで、種を包んで贈ります。




「地面に埋めればあっという間につるが伸びて
  天まで人を運ぶ、この魔法の"ひさご"にのって空へ昇ろうと思った。」

            もう一つの七夕の物語-「天稚彦(天稚彦)の物語」」より抜粋



七夕絵12_cl.jpg

《七夕のさうし》専修大学図書館(部分)【後期】(会期中展示替えあり)    

 


 


DSC_0167_1_b.jpg

3.絵巻包み

「天稚彦(あめわかひこ)の物語」の絵巻を包んで、
大切なあの人に"もう一つの七夕の物語"を教えてあげましょう。

      

 

「天稚彦(あめわかひこ)の物語」には、こんなシーンもあります...!


七夕絵06_cl.jpg    



七夕絵26_.jpg
  
《七夕のさうし》専修大学図書館(部分)【後期】(会期中展示替えあり)

    


ぜひ展示室で、本物の絵巻をご覧ください!


    

 
DSC_0149_1_b.jpg

4.お守り袋

大切なあの人に似合うお香を選び、願い事を書いた紙とともに包み込みます。        


幸せが逃げないように、また、良いことが二重に重なるように、
最後に"二重守り袋結び"をします。
 

結びはちょっと難しいので中学生以上です。
でも、小学生の参加者のために、結んだ紐も用意していますのでご安心ください!



DSC_0170_1_b.jpg
 

5.年玉包み(大人向け)

折り鶴が可愛いぽち袋。
お金だけではなく、お手紙やお菓子など入れてもいいですね。
 


祝い包み_b.jpg


6.祝い包み(大人向け)


日常の中で目にすることの多い"折形"「結婚祝い包み」。
折り方と一緒にその意味も学べます。


お友だちの結婚祝いや、習い事のお月謝袋等、
自分で折ることができたら、とっても素敵ですね!


.
..以上、6つのプログラムを用意しました。
オープンアトリエは、毎回リピーターの方が多いワークショップです。
1つと言わず、ぜひ6つともチャレンジしてみてください。

そして、皆さんの生活の中に、"折形"を取り入れていただけると嬉しいです。
 

DSC_0177_1_b.jpg



オープンアトリエでは、地元の大学生ボランティアさんが、
参加者の皆さんの制作をサポートします。

DSC_0033_cl.jpg


先日、みんなで折形の練習会をしました。
「難しい作業もあるけど、完成した時の喜びは一入ですね!」とT君。

 

この夏、"折形"に挑戦してみませんか?
ワークショップ室でお待ちしております!


しずびオープンアトリエ "折形"とあそぼう!詳細はこちら


(m.y)

8/3(金)まで!「七夕の美術-日本近世・近代の工芸にみる」展と併せてご覧ください!~JR清水駅前「マリナート」にて、平野富山展を開催中~

2012/07/28

 

 突然ですが、平野富山(ひらのふざん 1911~89)という作家をご存じでしょうか。当館の展覧会を毎回欠かさずチェックして下さっている貴方なら、ピン、と来て下さっているはず。そうです、当館の昨年度末に開催した「竹久夢二と静岡ゆかりの美術」展の後期展示にて紹介した、旧清水市江尻出身の彩色木彫家です。

 "彩色木彫"という言葉はあまり聞きなれないかもしれませんが、言葉どおり、木彫に日本画と同様の技法を使って彩色した像のこと。富山は、この"彩色木彫"という伝統的な日本の彫刻を現代に甦らせた、重要な作家です。

 

  まずは作品をご覧ください。

 
  buraogu1.jpg 

 

 いかがでしょう。これ、すべてが"木"でできています。

「えっ?」と思われた方もいるでしょう。実際、本物を見るとまるで木彫像に衣裳を着せたかのようです。お客様の中にも、説明をして初めて「えっ?このヒモも木なんですか!?」と驚かれる方がいます。

 まずここで、富山の確かな木彫技術に気づかされます。

 

 そして、富山の真骨頂は、木彫に施された彩色。


burogu2.jpg 

 

 ため息が出るような、緻密で美しい文様に圧倒されます。衣裳のたわみに沿って、実に見事につじつまが合っています。そう、衣裳を本物と見間違えてしまうのは、木彫技術の正確さに加え、この素晴らしい彩色に理由があるのです。

 

 さて、たいへん遅くなりましたが、8/1(水)にJR清水駅みなと口に新しくオープンする「静岡市清水文化会館マリナート」にて、7/25(水)より「平野富山展―江尻が生んだ彩色木彫の名匠」展を開催中です。

 

burogu3.JPG 

 

 富山没後の平成元年、ご遺族より旧清水市に富山の作品や、彼の収集品がまとまって寄贈されました。本展は、マリナートのオープンを祝して、今後ますます富山が市民の方々に親しまれ、愛して頂けるようにと企画したものです。
 


burogu4.jpg 

 

buraogu5.jpg
 

burogu6.jpg

 

 会場には、富山の彩色木彫作品はもちろんのこと、富山が真に彫刻を理解するためにと取り組んだ、塑像(西洋彫刻)作品も展示しています。

 

burogu7.jpg 

 

 彩色木彫に取り組む傍ら、日展の彫塑部門に塑像を毎年出品し、最終的には日展の評議員にまでなった方。その才能は専門家にも高く評価されています。
 

 その他、富山が収集した膨大な作品群より、富山が師と仰いだ2人の作家の作品も紹介しています。
まずは17才の若き富山が単身上京し、弟子入りした人形師、池野哲仙(いけのてっせん)の作品。こちらは、平成元年に寄贈を受けてから、久々の公開となります。

 

burogu8.JPG 

 

 そして、富山が生涯の師と仰いだ、平櫛田中(ひらくしでんちゅう)。田中は、言うまでもなく日本近代彫刻の巨匠であり、実は、田中作品の彩色のほとんどを富山が手掛けているのです。富山に彫塑を学ぶようにとアドバイスしたのも田中です。
 

 富山は田中より、講談社より発行された『平野富山木彫作品集』に、「集雅」という文字を題字に頂いています。今回、その原本を展示。田中と富山の温かな師弟関係が伺える作品です。

 

burogu9.jpg 

 

 この展覧会は、8月3日(金)まで。会期残りわずかですが、ぜひ、多くの方々にご覧いただきたいと思います。なんと入館料は無料!!

 現在静岡市美術館で開催中の「七夕の美術-日本近世・近代の工芸にみる」展を鑑賞したら、JRで約10分の清水駅へ!みなと口から徒歩3分です。新しく完成した「マリナート」に、ぜひお出かけください。

 


burogu10.jpg 

 

 そして、最後に!

 「マリナート」ではこの展覧会後より、平野富山作品の常設展示が始まります。小スペースではありますが、年間を通して3回の展示替え(4か月に1回作品を入れ替えます)を行います。

 


burogu11.jpg  

 

 「マリナート」に行けば、いつでも富山作品が見られる!そんな風に皆さまに知って頂ければうれしいです。

(s.m)

 

展覧会の概要はこちら↓

 

静岡市文化振興財団公益財団法人移行記念・マリナート開館記念
平野富山展―江尻が生んだ彩色木彫の名匠

開催期間:平成24年7月25日(水)-8月3日(金)※7月30日(月)は休館
会場:マリナート1階 ギャラリー
開場時間:10:00~17:00
観覧料:無料
主催:(公財)静岡市文化振興財団/静岡市
企画:静岡市美術館 
お問い合わせ:静岡市清水文化会館マリナート 
TEL:054-353-8885
住所:〒424-0823 静岡市清水区島崎町214

天の川の写真が届きました☆

2012/07/25

「七夕の美術」展に合わせ、美術館のエントランスホールに出現した「羽衣天の川」。

これを見学した静岡市立安東中学校芸術部の皆さんが、学校に天の川を作ってくれたそうです!


1tornade 2.JPG

中学校の美術室前の廊下だとのこと。
細長い廊下の形を生かした天の川、とてもきれいです。

天の川の星となっているのは、造形作家・日詰明男さんの考案した幾何学模型、トルネード。
黄金比を応用して作られた図形を、カッターで丁寧に切り抜いて立体を作ります。

 

↓これが切り抜く前の姿。

2tornade.jpg

 

↓切り抜いて折り目をつけるとこうなります。

3tornade.JPG

 

作ってくださった皆さんの感想は...

 

「切るところと切らないところの幅が小さくて、めげそうになったことは
何度もあり、大変でした。でも完成したときは充実感でいっぱいでした。
一度でいいから自分が作った天の川を織り姫になって渡ってみたいです。」

「みんなの思いが集まってできた天の川みたいな天井は、
とってもステキで、ずっと見ていたくなります。」

 

とのこと。

本当に素敵ですね!安東中芸術部の皆さん、ありがとうございました!!


さて、「七夕の美術」も後期展示となり一部の作品が入れ替わりました。

伊東深水の《銀河祭り》(東京藝術大学蔵)をはじめ見逃せない作品が新たに加わっています。
展覧会は8月19日(日)まで。ぜひお見逃しなく!

(k.y.)


 

「ブルース・オズボーン 親子写真展」本日より開催!

2012/07/22


本日7月22日(日)から8月26日(日)まで、静岡市美術館 多目的室にて

「ブルース・オズボーン 親子写真展 ~未来の私たちへの贈り物~」を開催中です。


DSC_0004_0722.jpg

 


 

DSC_0002 (2)_0722.jpg

 
 

写真家のブルース・オズボーンさんは、自身のライフワークとして
30年前から「親子」をテーマに写真を撮り続けてきました。

 

今までに撮影した親子は3,500組を超えます。

 

また、10年前から7月の第4日曜日を「親子の日」とし、
親と子が向き合い、お互いの絆を強めるきっかけの1日にしようと提唱しています。

 

...つまり、今日がその「親子の日」なのです!

 

毎年親子の日には100組の親子を撮影し、その活動も今日で10周年を迎えます。


 

今日も東京のスタジオで、オズボーンさんは100組の親子を撮影中とのこと!

 

6月17日(日)、ここ静岡市美術館でもオズボーンさんによる親子撮影会を開催しました。
(当日のワークショップの様子はこちら

 

 

その際撮影した、静岡の親子20組の写真に、
オズボーンさんが30年間に渡り撮り続けてきた貴重な親子写真52点を加えた、
計72点を展示しています。

 



DSC_0012_0722.jpg  

 


 静岡の親子20組の中には、なんと田辺静岡市長親子のお写真も!

 

 


その他にも...

 

 

DSC_0003_0722.jpg



DSC_0005_0722.jpg


 

さまざまなジャンルで活躍するの著名人親子の写真がずらりと並びます。

 

「あの人のお母さん(お父さん、お子さん...)、こんな方だったんだ!」


「やっぱり似てる!」

...と、作品を見ていると話しが尽きません。


 

初日である今日、早速「親子撮影会」に参加されたご家族が観に来てくださいました!


 

DSC_0003 (2)_0722.jpg



観覧無料ですので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。



「ブルース・オズボーン 親子写真展 ~未来の私たちへの贈り物~」


詳細はこちら




(m.y)

ミュージアム カフェ トーク 七夕をめぐって

2012/07/19

2012年

6月30日(土)13:30 静岡科学館る・く・る イベントホール
7月  1日(日)16:00 静岡市美術館 多目的室



 いま静岡市美術館で開催中の展覧会「七夕の美術」は、JR静岡駅前に位置する3つの文化施設による「静岡音楽館AOI×静岡科学館る・く・る×静岡市美術館 共同事業」のひとつ。それぞれで七夕をめぐるさまざまな事業が展開されているが、6月30日と7月1日にはミュージアム カフェ トークが行われた。
 6月30日は静岡科学館る・く・るで国立天文台副台長・渡部潤一による講演会。織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)は16光年(諸説ある)も離れているので、光の速度でも毎年逢うことはできないが、星の生涯を人間の生涯に換算すれば10秒に1回(諸説ある)は逢っていることになる―なんていうおもしろ味たっぷり、子どもにも判りやすい語り口で、星空の壮大なパノラマを手にとるようにありありと想い描かせ、旧暦の七夕には舟のかたちに欠ける月が、天の川をはさんで位置するベガとアルタイルをとり結ぶのだという、天体の運動に七夕の伝説が生まれた背景を読み解くみごとな解釈は、ロマンティックでありながら、しなやかな説得力があってとても愉しかった。

 


CIMG3460.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P1200021.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌7月1日は静岡市美術館で。静岡音楽館AOI企画会議委員で国立劇場芸能部副部長の田村博巳をゲストに、この展覧会をつくった学芸員・吉田恵理がコーディネーター。この展覧会は、静岡音楽館AOIの委嘱作品、寺嶋陸也の作曲による箏歌《星合曲(ほしあいのうた)》から着想された。寂蓮、山上憶良の詩(うた)を田村博巳が構成したその詞章は、寂蓮の「七夕の 逢う夜の庭に おく琴の あたりにひくは ささがにの糸」に始まるが、それはいにしえの七夕の儀式、乞巧奠(きっこうでん)にまつわる。トークでは、たぶん30分以上かけて、この31文字(みそひともじ)を丹念にひも解き、乞巧奠の奥深い世界をつまびらかにした。いまも京都の冷泉家に粛々と伝わる乞巧奠、そこでしつらえられる祭壇《星の座》がこの展覧会で再現されている。まずふつうに眼に触れられるものではない。

 


YUI_0248.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

DSCN8404.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さらにこのトークは、日本の伝統の範疇とはいえ、奈良・平安から現代も含み、京阪、江戸、琉球に及んで、音楽と美術に風俗・風習を交えて、七夕にまつわる文化を縦横無尽に渉猟し、そこに、季節のうつろいとともにある、つつましやかな「願い」や「想い」をかいまみせた。かつての日本には、そうした趣の豊穣な世界があって、どうして私たちはそんなすてきな感性を忘れかけようとしているのだろう―。あらためて北野恒富の《願いの糸》という作品を観ると、それがただたんに美人画として優れているだけでなく、描かれた彼女の心情を、生々しいまでに活き活きと実感できる。つい100年ぐらい前まで、七夕についての前提的な了解が日本の文化的な共通理解としてあったはずだ、という認識は、けっこう重たい意味を孕んでいると思う。重たい意味を孕んではいるけれど、こんな展覧会が、七夕のほんとうの季節、初秋の風にも似て涼しげに、さりげなく、私たちが失いかけているたいせつなものを想いおこさせてくれる。

 

小林旬(静岡音楽館AOI学芸員)

 

 

 

「フィンランドのくらしとデザイン」前売券、発売開始しました!

2012/07/14

 「七夕の美術」展が好評開催中ですが、早くも次の展覧会

「フィンランドのくらしとデザイン-ムーミンが住む森の生活」の前売券が

本日7月14日から発売開始となりました!

 

本展は、皆さんご存知の「ムーミン」を案内役に、絵画・建築・工芸・デザインなど、約350点の作品で

フィンランドのライフスタイルを紹介する、これまでにない大規模な展覧会です。

 

先日チラシも出来上がったばっかりです。

フィンランドのデザインプロダクトに通じる、清潔感のある、爽やかなチラシに仕上がりました!

 

 

  fin-1.JPG

 

中を開くと...

 

fin-2.JPG 

盛りだくさんな展覧会の一部をご紹介しております。

 

 

fin-3.JPG 

 日本ではなかなか馴染みがありませんが、フィンランドの国民的画家と呼ばれている
ガレン=カレラや建築家エリエル・サーリネンの作品や...

 

fin-4.JPG 

 『ムーミン』の原画や...

 

fin-5.JPG 

マリメッコのテキスタイルや、カイ・フランクの食器、アアルトの家具など...


これからまた少しずつ展覧会のご紹介をしていきますが、

フィンランドの魅力が詰まった展覧会となっております。

 

是非この機会にお得な前売券をご利用下さい!

一般 1,000円→800円
大高生・70歳以上 700円→500円
※中学生以下無料
※障害者手帳等をご持参の方および必要な介助者は無料

販売期間:7月14日(土)-8月31日(金)

販売場所:静岡市美術館、チケットぴあ[Pコード:765-259]、ローソンチケット[Lコード:40701]、
谷島屋呉服町本店、戸田書店静岡本店、戸田書店城北店、江崎書店パルシェ店、MARUZEN&ジュンク堂書店新静岡店


そして!

展覧会関連イベントの

ヤンネ舘野トーク&コンサート「フィンランドの響き」(詳細はこちら

ShizubiシネマアワーVol.5 「フィンランドを楽しむ映画」 『かもめ食堂』(詳細はこちら

のチケットも発売開始となりました。

展覧会の会期は9月1日(土)~10月8日(月・祝)とちょっと短めですが、

会期中無休で開館し、毎週末、様々なイベントをご用意しておりますので、

あわせてご参加ください!

 

(a.i)

七夕のまつりに

2012/07/08

昨日は七夕
太陽暦の七月七日にしてはめずらしく雨にあわずに、雲の間からお星様一つ、見えました!

 

ただ今当館では七夕の美術展、好評開催中です☆
この展覧会は、静岡音楽館AOIのコンサート、「日本の響きでつづる 七夕のまつりに」に触発されて、静岡駅前の音楽館、科学館、美術館が連携して七夕をテーマに事業展開する中で生まれたものです。

 

前期会場写真 001.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三館がスクラム組んでできた"七夕"を静岡の皆さんに満喫してもらっております。

 

七夕の前日七月六日の夜は、美術館で、伶楽舎の三人の方による「雅楽:星空の調べ」というミュージアムコンサートが、七夕の夜は、静岡音楽館AOIでコンサート「日本の響きでつづる 七夕のまつりに」が開かれました。

 

DSCN8512.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

七夕前夜のミュージアムコンサートでは、美術館の多目的室に幻想的な風景が広がりました。宮田まゆみさんのお話も、笙の音も、無限に広がる宇宙が展開していくようで、とても不思議な気持ちになりました。

 

DSCN8490.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

七月七日の「七夕のまつりに」も、とっても素晴らしいコンサートでした。
まず、朗詠「二星」
「二星適(たまたま)逢えり、
未だ別緒(べっしょ)依々(いい)の恨みを述べざるに
五夜将に、明けなんとす
頻りに、涼風颯々(さつさつ)の声に驚く」
透き通った、清らかな声が、体中にしみわたりました。。。

 

続いて、義太夫節「杉酒屋の段」
 人形浄瑠璃がなくても、こんなにリアリティーがあるんだなあと改めて思いました。
 お三輪が思いをよせる、求馬(もとめ)の心が変わらないよう七夕様に願をかけ、赤い糸の苧環を持たせ、自分は白い糸の苧環を持つ。このお三輪の恋心がひしひしと伝わってきます。

 

そして、琉球舞踊「かせかけ」
 ゆったりとした、そして品格のある、まさに琉球王国の調べ、とでもいうのでしょうか。なんともいえない風格がありました。そして舞踏がまた素晴らしい。頭の先から足の先まで隙が無い!もちろん衣装も色鮮やかで、この世のものとは思えないほどの美しさでした。

 

そしてそして、なんといっても
箏歌「星合曲(ほしあいのうた)」
七夕の 逢ふ夜の庭に おく琴の あたりにひくは ささがにの糸
乞巧奠を象徴するような、この和歌をはじめ、ゆったりと、清らかに、澄んだ音に体中が包み込まれ、別世界へつれていかれるような、そんな気持ちになりました。

 

前期会場写真 012.jpg DSC_0080.JPG 

 

 

 

 

 

 

前期会場写真 008.jpg DSC_0101.JPG 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな素晴らしいコンサートとコラボレーションして作った七夕の美術展
展示室では、コンサートの清らかさ、崇高さに負けないくらいの美しく、人々の思いが込められた作品がたくさん展示されています。
ポスターで御馴染になった、橋本花乃の懐かしく純粋な心持の《七夕》、夢二の薄物の着物が見事な《七夕》、北野恒富の《願いの糸》。盥桶に天の川が映ったところまでも描いた、小村雪岱の《星祭り》。そして冷泉家の乞巧奠星の座。名匠隅谷正峯による《七星剣》は、まさに太古へ思いを馳せるに相応しい名刀。
さらに、もう一つの七夕、天稚彦の物語絵巻きは三種類展示されています!
七月七日は、この天稚彦の物語について、大月千冬さんという若い研究者によるとても明解なご講演もあり、本当に七夕尽くしでした!

 

展覧会は本当の天の川が見える、旧暦の七月七日(本年は八月二十四日)までは無理でしたが、八月十九日まで続きます。七月二十二日で前期が終了し、大きく展示替えがあります。(因みに旧暦の七夕、八月二十四日はエントランスで旧暦七夕コンサートが開かれます!)
皆様のご来館をお待ちしています☆

 

 (e.y)

エントランスホールに天の川が登場!

2012/07/04

展覧会「七夕の美術-日本近世・近代の美術工芸にみる」開幕から約2週間。
あと数日で7月7日、もうすぐ七夕の日がやってきますね。

 

静岡市美術館のエントランスホールには、長さ約30mの天の川が流れています。
天の川にはカラフルなお星様がたくさん!

 

DSC_0016.JPG 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DSC_0031.JPG 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この天の川を設計したのは、黄金比の研究者で造形作家の日詰明男さん。
一風変わったお星様は、日詰さんが考案した幾何学模型「トルネード」です。
わずかな風にも反応し、くるくると回るさまはまるで風車のよう。

 

今回、天の川に飾っているお星様は、島田市立川根中学校の生徒の皆さん、
静岡市藁科生涯学習センター「みのり大学藁科学級」受講者の皆さんが、日詰さんと一緒に作ってくれました。
よーくみると"健康第一""孫のお嫁さん"などなど...願い事が書かれているお星様もあります!
天の川は8月24日(金・旧暦の七夕)まで展示していますので、ご来館の際は天の川を見上げてみてください。

 

日詰さんによる「アーティストトーク&ワークショップ黄金比の七夕飾りをつくろう!」
7月14日(日)《プレアデス》を作る
7月16日(月・祝)《星籠》を作る
いずれも若干名ですが、参加申込みを受け付けています。
静岡市美術館へ、お電話でお申込みください(TEL:054‐273-1515)。

 

 


そして・・・

静岡市美術館のお星様が、アイセル21(静岡市葵生涯学習センター)に飛んでいったようです!

 

全体2.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アップ.JPG 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エントランスに飾られている七夕飾りの中に、お星様がかくれています!

 

この七夕飾りは、7月8日(日)まで展示されています。
お出かけの際は、ぜひお星様を探してみてくださいね。

 

静岡市生涯学習センターのホームページには、講座情報・イベント情報がたくさん!
楽しい"学び"を見つけるチャンス!ぜひご覧ください。
静岡市生涯学習センター http://sgc.shizuokacity.jp

 

(c.o)