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タワー完成しました![日詰明男 フィボナッチタワーをつくろう]

2012/06/05

先週末の6/2(土)、3(日)に、フィボナッチタワーの組立作業を行いました。

前回の記事では、部材の制作について書きましたが、いよいよ、完成までのレポートです。

 

組立前日となる6/1(金)の夜、日詰さんが現場確認と、タワー基部となる杉板の搬入に来ました。

杉板部材.JPG

これが杉板。長いもので2m40cmあります。全部で35枚です。

DSC_0022.JPG

カーペットを敷いて、実際の配置箇所に置いてみます・・・・

杉板 テスト設置.JPG

五角形になります。

この上に、竹を組んでいくわけですね。

 

さて、作業当日です。

10名前後のボランティアさんに加わっていただき、組立作業を行いました。

前日に杉板で作ったパーツに、次々と板を組んでいきます。

P1020126.JPG

板の組み方は校倉造(あぜくらづくり)。

奈良の東大寺にある「正倉院」と同じ造りですね。

P1020131.JPG

人の背丈ほどの高さになりました!

ここから竹を組んでいくわけですが・・・

P1020132.JPG

竹を開口部に入れています。

タワーの内側から登り、組み上げて行きました。

P1020134.JPG

上から見た一枚。

ヒモやビスなどは一切使いません。全て竹の杭を打ち込んで、組み立てます。

ここから早かったです。サクサク組んで行きました。

P1020159.JPG

途中経過です。らせん状に組んであるのがお分かりになるでしょうか。

P1020163.JPG

内側はこんな感じです。

ハシゴも使っていますが、白いヒモで結わえてあるのは、竹製の足場です。

細くてタワーの部材に使えない竹も有効利用しました。

DSC_0001.JPG

タワーの傍らでは、このように部材をスタンバイ。

杭を刺した状態で、順次竹を手渡ししていきます。

日詰さん組み立て.JPG

ブルーのシャツでてっぺんにいるのが日詰さん。

途中の写真ですが、すごい高さ!

DSC_0019.JPG

笑顔。いいお顔です。

タワーに登っての組立作業は、全て日詰さんが行われました。

133本の竹、しかも高所での作業ですので、大変な作業だったと思います。

作業は順調に進み、3日の午後に、タワーは完成しました。

DSC_0129.JPG

8mの作品は、かなりの迫力です。

それは、見上げているボランティアの方の身長と比べてみても、お分かりいただけるかと思います。

道ゆく方々も「これは何??」という感じで、歩みを止め、見て下さいました。

DSC_0157.JPG 

内部から見上げるとこんな感じ。

らせんのかたちがキレイですねー。

てっぺんから鎖が降りています。これは何かというと・・・

DSC_0159.JPG

鐘が繋がれてるんですね。

飾りではありません。塔の頂点から重りを吊るすことで、地震が起きてもタワーが揺れない免震構造を備えているわけです。

これ、京都の五重塔と同じです。

 

こんなに大きな作品は、作家や美術館スタッフだけでは、到底作ることはできません。

ボランティアで加わっていただいた、29名の方々のお力添えがあってこそだと思います。

本当にありがとうございました。

この作品は、8/24(金)まで展示します。

今年は現代アートの作品で、七夕を楽しんでみるのはいかがでしょうか。

お買いもののついでに、ぜひお立ち寄り下さい!

 

(R.A)