金陀美具足をつくろう
2010/12/22
みなさまこんにちは。
今日は冬至。一番日の短い日ですね!
17時のチャイムが鳴り響く現在、外はまっくらです...。
本日美和生涯学習センターと連携講座を行いました。
どういった講座かといいますと...
ますはじめに現在行われている、「家康と慶喜」展の作品をみんなで見て、それからミニチュアの甲冑を作るというもの。
そのモデルとなる甲冑は、金陀美具足。久能山東照宮博物館所蔵の文化財です。
こちら、19歳の松平元康(徳川家康)が着用したといわれる甲冑なのですが、名前の通り"金きらきん"のかっこいい鎧であります。
その甲冑を身近な素材で作ってしまおうというワークショップ。実は6月の等身大、8月のミニチュアに続き3回目の実施となります。
しかも前回まではアルミホイルを使った"銀"陀美具足だったのですが、今回は、"金"です。
作り方はいたってシンプル。金の画用紙に印刷した、甲冑の型をハサミで切って、ホッチキスでぱっちんぱっちんと留めていくというもの。
ですが、侮るなかれ。
かなり細かい作業になります。(笑)
みんな真剣に取り組んでいらっしゃいました!
(下が汚くてすみません...)
ちなみにモデルとなったこの金陀美具足、当館で1月10日まで展示されています。
四方からじっくりご覧いただけるので、お勧めの作品です。
お見逃しなく!!
あ、そうそうもう一つ。
現在静岡市美術館のカフェでは、「徳川将軍珈琲」が飲めます。
去る7月19日、1日限定で発売したこの「徳川将軍珈琲」、満を持して再登場です。
会期終了の1月30日までの限定となりますので、こちらも要チェックですよ!
(s.o)
つながるクッションを作ろう!ふわふわクリスマスオーナメント
2010/12/22
4日に引き続き、18日(土)・19日(日)に、ワークショップシリーズVol.3 関野宏子
「つながるクッションを作ろう!ふわふわクリスマスオーナメント」を実施しました。
先日、関野さんが制作した「巨大クリスマスツリークッション」。
今回はこのツリーに飾り付ける、オーナメントを作るワークショップです。
4日の様子はこちら。
ツリー同様、オーナメントもフリースで作ります。
先ずは、約15色のフリースの中から、表に使う2色を選びます。
みんな真剣な眼差し!
フリースに好きな模様を描き、その上をミシンで縫っていきます。
ミシンを使うのが初めての子には、
関野さんやサポーターの皆さんが、親切に使い方を教えてくれました。
ミシンで縫えたら、周りの布を切り落とします。
縫ったところを切らないように、ゆっくり、ゆっくり...。
外側の形を決めて、ミシンで縫ったら、中に綿を詰めます。
ワークショップを開始して約2時間後...
みんな、すてきなオーナメントが完成しました!
両脇に縫い付けたファスナーで
ひとつひとつのオーナメントがつながっていきます。
18・19日、それぞれ2回ずつ行い、計60個のオーナメントが完成しました!
最後にツリークッションに飾り付け...
みんなの想いがつながった、世界でたったひとつのクリスマスツリーが完成!
手前にあるミニツリーは、3日間ワークショップに参加してくれた5人が作りました。
中学生の2人は、関野さんのオリジナルキャラクター『ニョロ』でツリーを飾ります。
小学生の2人は、小さなオーナメントと、星のついた帽子を作りました。
みんなで作ったクリスマスツリーは、
26日まで美術館多目的室に展示しています。
みなさん、ぜひぜひ観に来てくださいね。
そう言えば、ワークショップの合間に、
関野さんにかわいいお客さんが。
なんと、「ニョロ」のクッキーを焼いてきてくれました!
ニョロとニョロクッキー。よく似ているね!
ちなみに、関野さん手作りの、かわいい『ちびニョロストラップ』、
ミュージアムショップにて販売中です!
このちびニョロくんたち、1匹 1匹、色合いが違うんです!!
早い者勝ちですよ。数量限定です!
早いもので、クリスマスまであと3日。
皆さま、たのしいクリスマスをお過ごしください♪
(m.y)
ギャラリートーク開催しました!
2010/12/19
最近急に冷え込んできました。
風邪も流行ってきたみたいです。
時折マスクをしている方もチラホラ...。
夏はあんなに暑かったのに、冬の寒さは厳しいままです。
手洗いうがいをしっかりして、予防に努めて下さいね。
2010年も残すところあとわずかですから、元気なまま新しい年を迎えたいところです。
さて、今年、静岡市美術館は12月29日(水)まで開館しています。
年明けはなんと2日(日)から開館!!
年末年始、特にする事もなく暇を持て余す...なんてことありませんか?
そんな際にはぜひご来館下さい♪
さて、実は本日11:00より「家康と慶喜-徳川家と静岡」展のギャラリートークを開催しました。
当館の学芸員が一緒に展示室内を巡り、作品のみどころを解説していきます。
一見しただけではわからないポイントなど、備え付けの解説文や貸出し音声ガイドとは
また違った解説も聞けますので、展覧会をより深く知りたい方におススメです。
合戦図の屏風など、本当に細かく描かれているので
「どこに誰がいるのかよくわからない!」との質問をよく頂きます。
ギャラリートークでは、そんな細かい部分の楽しみ方なども丁寧に解説していきます。
今回、事前に告知をほとんど行っていなかったにも関わらず、多くのお客様が参加して下さいました。
ご参加下さったみなさま、どうもありがとうございました!
「えー!こんなのやるなんて知らなかった!」なんて思われた方。
このブログで「行ってみたいなぁ」なんて興味を持って下さった方。
まだあと2回、ギャラリートークを開催予定です!
宜しければご参加下さい。
【ギャラリートーク開催日程】
第2回目 平成23年1月 9日(日) 11:00より
第3回目 平成23年1月23日(日) 11:00より
料 金 : 無料 (要展覧会チケット)
申 込 : 不要 (当日インフォメーション前にお集まり下さい)
所要時間は30分~1時間程度です。
解説を聞いた後に、「またゆっくり見たい!」となれば再入場も可能ですし、
ひと通り見終わった後に、改めて解説を聞く事も可能です。
お時間繰り合わせの上、ぜひ足を運んでみて下さいね。
( k.s )
家康と慶喜-徳川家と静岡展
2010/12/18
あわただしい年の瀬です
そんな中、
静岡市美術館では開館記念展〈Ⅱ〉として
家康と慶喜-徳川家と静岡 展が開幕しました
ちょうど一週間になります。
この展覧会は、家康と慶喜という、江戸幕府の初代将軍と十五代将軍をとりあげた、静岡市美術館でなければ、企画しえない展覧会です!
巡回展ではありませんから、静岡市美術館でしかみられません。
実際、企画書をもって全国津々浦々、作品拝借のお願いにまわると、「近世初頭と幕末明治を同じ空間にならべるなんて、一体どういう展覧会になるんですかあ~」と、はっきり言われないまでも、顔に書いてあるご担当者様ばかりでした。
さてさて、どんな展覧会になっているか!これから随時お知らせしますが、今日は概略をご紹介します。
この展覧会は、家康については、駿府大御所時代に、慶喜については、静岡時代の30年に力を入れた展覧会です
なんといっても「徳川家と静岡」展ですから。
まず、第一章家康では、「金陀美具足」「義元左文字」など歴史ファン必見の武具の名品や、大御所時代の所用品である「洋時計」「目器」、様々に表現された家康の肖像画など、国指定の重要文化財も多数展示されます。
第二章慶喜では、将軍になった時の決意を書いた大幅「誠」が久々に展示されます。書を嗜む皆様、ぜひぜひご覧ください。
また、静岡時代を中心に慶喜撮影写真を集めました。初公開作品も多数!
慶喜が自ら描いた油彩画9点も一堂に展示されています。これまた、初の試みですし、初公開作品2点を含んでいます。
他に、静岡ならではの試みとしては、第二章第三節に「家達と静岡誕生」というコーナーを設けたことです。
ここに、新聞テレビその他で報道され、ご存知の方も多いかと思いますが、この度の展覧会企画中に発見された「駿河藩印」が特別出品されています!
そして、今日、皆様にぜひお知らせしたいのは、教科書でもおなじみの
「徳川家康三方ヶ原戦役画像」
が特別に展示されているということです!
明日19日まで、期間限定の展示です
お見逃しなきよう
(E.Y.)
ワークショップシリーズVol.3 関野宏子 「つながるクッションを作ろう!ふわふわクリスマスオーナメント」
2010/12/15
先日12月4日(土)に当館多目的室にて、ワークショップシリーズVol.3 関野宏子
「つながるクッションを作ろう!ふわふわクリスマスオーナメント」を実施しました。
造形作家の関野宏子さんは、この時期になるとよく見かける素材、
ふわふわ、もこもこの『フリース』を使って作品を作ります。
「暮らしの中から生まれる、たのしい、おもしろい、わくわくするような気持ちを、
やわらかなフリースと、ふわふわの綿で縫って包んでかたちにしています。」
と、関野さん。
見るだけでなく、触れたり、身につけたり、
自由に組み合わせて遊ぶことのできる関野さんの作品は、
どれもオリジナリティ溢れるものばかり。
さてさて、今回のワークショップでは、フリース地をミシンで縫って、
ふわふわのクリスマスツリーを作りました。
まずは関野さんがお手本を作ってくれました。(↑綿を入れる前の段階です。)
関野さんから作り方を教わり、早速、参加者の皆さんも制作開始!
今回のワークショップではミシンを使いますが、
「ミシンを使うのは初めて」「手芸は苦手」という方でも大丈夫。
サポーターの皆さんが制作のお手伝いをしてくださいました。
フリースを切って、ミシンで縫って、中に綿をたくさん詰めて・・・。
最後はていねいに手で縫いとじます。
みなさん無事に、すてきなミニツリークッションが完成!
ツリーに掛っているのは、午前中に制作した名札入れです。
手前に写っている、大きな物体・・・。
実は、これ・・・
みんながミニツリーを作っている最中に
関野さんが作った巨大クリスマスツリークッションなんです!
高さ120cm!!
ぽってりとしたフォルムがなんとも愛らしい。。。
今月18日(土)、19日(日)に開催するワークショップでは、
この巨大クリスマスツリークッションに飾るオーナメントを作ります。
オーナメントにはファスナーを縫い付けます。
みんなの作ったひとつひとつのオーナメントは
このファスナーでつながっていき、巨大ツリーに飾り付けます。
ツリーは26日まで美術館にてお披露目をしますので、どうぞお楽しみに!
こちらのワークショップ、まだ若干名空きがあります。
お申込みはお電話にて受け付けておりますので、
参加ご希望の方はぜひぜひ美術館までお問い合わせください。
詳細はこちら。
まだオーナメントがないので、
関野さんのオリジナルキャラクター「ニョロ」くんがツリーを彩ります。
ちなみに、会場となった多目的室では、
26日まで巨大ニョロクッションであそぶことができます!
この巨大ニョロクッションも、6つの大きなクッションがファスナーでつながっています。
関連イベント「巨大ニョロクッションとあそぼう!」
詳細はこちら。
みなさん、ぜひ気軽に遊びに来てくださいね。
(m.y)
最近のブログ記事
- 展覧会「フランス宮廷の磁器 セーヴル、創造の300年」、来場者1万人を達成!!
(2018/11/30) - 気品ある超絶技巧
(2018/09/23) - Shizubiシネマアワー「ベル・エポックのパイオニアたち」(2)『リュミエール!』
(2018/08/31) - Shizubiシネマアワー「ベル・エポックのパイオニアたち」 (1)『ザ・ダンサー』
(2018/08/29) - あなたの知らないヴラマンク
(2018/07/21)
カテゴリー
- 「はじめての美術 絵本原画の世界2013」 (3)
- 「シャガール展」 (4)
- 「七夕の美術-日本近世・近代の美術工芸に見る」展 (10)
- 「家康と慶喜-徳川家と静岡」展 (6)
- 「巨匠の眼 川端康成と東山魁夷」 (4)
- 「没後100年 徳川慶喜」展 (5)
- ごんぎつねの世界展 (1)
- アルプスの画家 セガンティーニ-光と山-展 (5)
- オディロン・ルドン 夢の起源 (9)
- ストラスブール美術館展 モダンアートへの招待 (6)
- ハンス・コパー展 (9)
- フィンランドのくらしとデザイン-ムーミンが住む森の生活 (5)
- ポーラ美術館コレクション展 (7)
- ミュージアムショップ情報 (4)
- レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想 (5)
- レオナール・フジタとパリ1913-1931 (8)
- ロイヤル・アカデミー展 (2)
- 交流ゾーン事業 (43)
- 国宝・久能山東照宮展 家康と静岡ゆかりの名宝 (4)
- 山本二三展 (1)
- 平野富山展 (1)
- 棟方志功 祈りと旅展 (2)
- 森村泰昌モリエンナーレ まねぶ美術史 (4)
- 没後100年 小林清親展 (3)
- 没後150年 歌川国芳展 (7)
- 法隆寺展-聖徳太子と平和への祈り- (8)
- 竹久夢二と静岡ゆかりの美術 (7)
- 近江巡礼 祈りの至宝展 (1)
- Shizubi Project (4)
- ちひろ美術館 世界の絵本原画コレクション展 絵本をひらくと (1)
- アルバレス・ブラボ写真展 (5)
- スタジオジブリ・レイアウト展 (1)
- スター・ウォーズ展 (3)
- ターナーからモネへ (7)
- デンマーク・デザイン (6)
- フランス宮廷の磁器 セーヴル、創造の300年 (2)
- ミュシャ展 ~運命の女たち~ (2)
- ランス美術館展 (4)
- ヴラマンク展 絵画と言葉で紡ぐ人生 (1)
- 伊豆市コレクション展 (10)
- 夢二と京都の日本画 (2)
- 大原美術館展 (2)
- 春信一番!写楽二番! フィラデルフィア美術館浮世絵名品展 (5)
- 没後150年 坂本龍馬 (9)
- 没後20年 ルーシー・リー展 (3)
- 芹沢銈介生誕120年記念展 しあわせの色 たのしい模様 (6)
- 開館5周年記念ビール (2)
- 青磁のいま―受け継がれた技と美 南宋から現代まで (3)
月別アーカイブ
- 2018年11月(1)
- 2018年9月(1)
- 2018年8月(2)
- 2018年7月(1)
- 2018年6月(2)
- 2018年4月(1)
- 2018年1月(1)
- 2017年12月(6)
- 2017年11月(1)
- 2017年10月(4)
- 2017年9月(1)
- 2017年8月(6)
- 2017年7月(3)
- 2017年6月(1)
- 2017年5月(5)
- 2017年4月(3)
- 2017年3月(2)
- 2016年11月(1)
- 2016年10月(1)
- 2016年9月(3)
- 2016年8月(1)
- 2016年7月(7)
- 2016年6月(4)
- 2016年5月(3)
- 2016年3月(2)
- 2016年2月(1)
- 2016年1月(1)
- 2015年12月(4)
- 2015年11月(2)
- 2015年8月(7)
- 2015年6月(2)
- 2015年5月(3)
- 2015年2月(3)
- 2015年1月(7)
- 2014年11月(4)
- 2014年9月(1)
- 2014年7月(6)
- 2014年6月(5)
- 2014年5月(2)
- 2014年4月(2)
- 2014年3月(3)
- 2014年2月(1)
- 2014年1月(2)
- 2013年12月(3)
- 2013年11月(3)
- 2013年10月(3)
- 2013年9月(2)
- 2013年8月(5)
- 2013年7月(3)
- 2013年6月(6)
- 2013年5月(4)
- 2013年4月(4)
- 2013年3月(3)
- 2013年1月(2)
- 2012年12月(2)
- 2012年11月(5)
- 2012年10月(3)
- 2012年9月(3)
- 2012年8月(8)
- 2012年7月(8)
- 2012年6月(3)
- 2012年5月(8)
- 2012年4月(1)
- 2012年3月(6)
- 2012年2月(5)
- 2012年1月(5)
- 2011年12月(2)
- 2011年11月(2)
- 2011年10月(3)
- 2011年9月(6)
- 2011年8月(6)
- 2011年7月(9)
- 2011年6月(8)
- 2011年5月(1)
- 2011年4月(1)
- 2011年3月(3)
- 2011年2月(2)
- 2011年1月(4)
- 2010年12月(5)
- 2010年11月(4)
- 2010年10月(4)
- 2010年9月(1)
- 2010年7月(6)
- 2010年6月(6)
- 2010年5月(5)
- 2010年4月(1)
静岡市美術館
〒420-0852
静岡市葵区紺屋町17-1葵タワー3F
tel.054-273-1515(代表)
fax.054-273-1518
指定管理者
(公財)静岡市文化振興財団